国宝・重要文化財(建造物)
 各棟情報
名称 玉陵
ふりがな たまうどぅん
棟名 石牆 (中央石牆 )
棟名ふりがな せきしょう
玉陵 墓室 第一門及び石牆(参道側・西より東を望む)
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員数 1棟
種別 近世以前/その他
時代 室町後期
年代 弘治14(明)
西暦 1501
構造及び形式等 外周石牆、中央石牆の二棟よりなる
各石造
外周石牆 周囲192.7m、第一門、瘞坎二所を含む
中央石牆 延長40.8m、中門を含む
創建及び沿革
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
指定番号 01845 国宝238
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1972.05.15(昭和47.05.15)
国宝指定年月日 2018.12.25(平成30.12.25)
追加年月日
重文指定基準1
重文指定基準2
所在都道府県 沖縄県
所在地 沖縄県那覇市首里金城町一丁目3番
保管施設の名称
所有者名 那覇市
所有者種別 市区町村
管理団体・管理責任者名
玉陵 墓室 第一門及び石牆(参道側・西より東を望む)
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解説文:
 玉陵は,首里城の西側に位置する琉球第二尚王統の王陵で,三代尚真王により1501年に築造された。ほぼ長方形の平面に廻らす石牆の奥に3棟の墓室を連立させ,前方に祭祀のための広い前庭を設ける。墓室は,自然の洞穴を利用しながら前面に石灰岩の切石を精緻に積み上げて切妻造の墓室を築造した,いわゆる破風墓の形式を持つ。中室には洗骨前の遺体を安置し,洗骨後に,東室に王と王妃を,西室に王族を納骨したと考えられる。
 玉陵は現存最古かつ最大の破風墓を中心とする規模壮大な王陵であり,琉球の葬送慣習を伝えるとともに,被葬者に応じて墓室を区分する王陵ならではの特殊性も有している。グスクと共通性のある空間構造を持ち,建築的特徴の顕著な墓室や高欄の精緻な造形なども独特で,意匠的にも優れており,東アジアにおいて独自の文化的発展を遂げた琉球地方における,建築文化と葬墓制を象徴する極めて完成度の高い陵墓として,深い文化史的意義を有している。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  添付ファイル なし