国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造能狂言面
ふりがな
:
もくぞうのうきょうげんめん
解説表示▶
員数
:
53面
種別
:
彫刻
国
:
時代
:
室町、桃山、江戸
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
3569
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2010.06.29(平成22.06.29)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
岐阜県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
春日神社
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関鍛冶座の本所であった春日神社に伝来した能狂言面53面。大半が室町時代の古面で、現実感のある表現をみせる笑尉や、金春禅鳳(1454一1532)による極のある小面などの重要作例を含み、能面の定型化以前の様相をうかがううえで見逃せない資料群である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
関鍛冶座の本所であった春日神社に伝来した能狂言面53面。大半が室町時代の古面で、現実感のある表現をみせる笑尉や、金春禅鳳(1454一1532)による極のある小面などの重要作例を含み、能面の定型化以前の様相をうかがううえで見逃せない資料群である。
詳細解説▶
詳細解説
岐阜県関市の春日神社に所蔵される能面四八面、狂言面五面からなる能狂言面である。 春日神社は、正応元年(一二八八)に関鍛冶の守護神として春日大社から勧請されたとされる。関鍛冶座の本所として栄え、関鍛冶刀匠が猿楽能を取り入れ、社頭に舞台を建て、毎年正月二十八日に神事能を行ってきている。本能面の中には裏面に正月吉日と記すものがあり、祭礼に際して製作された面と思われる。 ほとんどの面が桃山時代以前に遡り、これほどの分量の古作の面が伝わることはきわめて珍しい。しかも面の彫りも優れたものが多い。 面の種類は、翁、尉【じょう】、男、女、鬼神などの典型的なものが一通り揃うが、面の名称を記したものはほとんどなく、形状も宗家伝来のもののように定型化されておらず、各面の名称を特定することは難しい。しかしむしろこれが当社の面の特徴で、能狂言面が形式化される以前の多様な表現が混在する状況を濃厚に示しているものとみなされ、各種面形式の成立を考えるうえで重要である。若い女面が多いが、中でも裏面に金春【こんぱる】元安(禅鳳【ぜんぽう】、一四五四~一五三二か)による永和二年(一三七六)の年紀および「小面【こおもて】写」という極【きわめ】がある女(その三五)は額の長い、いわゆる小面の形式がうかがえる。永和二年を製作時期とはみなしがたいが、現存最古の小面であり、小面が室町中期に完成され、面写しがすでに行われていたことを証明する貴重な資料である。 作者名を記しているものはほとんどないが、その二三・二六に刻銘する紀太新次郎が室町時代の面打師とみられる。彼は三光坊時代の人ともされるがほかに作例の知られない面打師である。観世元章【もとあきら】(一七二二~七四)が同人の面を所蔵していたとの伝えもあり、当社の二面はいずれも薄手につくる巧みな彫技でかなり優れた作家であったと想像される。またその八笑尉【わらいじょう】は裏面に赤鶴の号ともされる「一トウ作」の刻銘があり、頬から顎にかけての弾力ある肉付やリアルな表情など彫刻的な能面で、伝説的な面打である赤鶴を考えるうえで重要な作例といえる。 狂言面は五面と少ないが、製作優秀な面が残っており、厚みと立体感のある造形をみせるその五三乙などは類品を代表する面といえる。 美濃の地は古くから猿楽が盛んであったが、中でも宝生座が美濃に赴いて能を演じていたことはよく知られている。本能面中の銘文にも宝生太夫の極があり、春日大社との関係からも当社の能楽が大和猿楽系であったことは明らかで、大和猿楽における能面形成を考えるうえにも本能面群は大変貴重である。 なお、当社には寛文五年(一六六五)再建の能舞台が現存しているように、近世まで能楽が催されていた。そのため本面の中には、表面彩色の剥落、割損による補修等がなされたものも多く、かなり使用されていたとみなされる。 附【つけたり】とする八面は、当社の猿楽とは別種の行事で用いられたものとみられる。伝来等も不明であるが、いずれも江戸時代以前の貴重な面である。
関連情報
附指定
附木造古楽面
関連情報
附指定
附名称
:
附木造古楽面
附員数
:
8面
附ト書
: