国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
松平家忠日記
ふりがな
:
まつだいらいえただにっき
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詳細解説表示▶
員数
:
7冊
種別
:
古文書
国
:
日本
時代
:
安土桃山時代
年代
:
16世紀
西暦
:
作者
:
松平家忠
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
733
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2020.09.30(令和2.09.30)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京都世田谷区駒沢1-23-1
保管施設の名称
:
駒澤大学
所有者名
:
駒澤大学
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
『松平家忠日記』は、徳川家康の一族である深溝松平家の四代目当主、松平家忠(一五五五~一六〇〇)の自筆日記である。家忠は当主となった後、家康の下で軍功を重ねると共に、岡崎、浜松等での城普請に従事した。家康が関東に移封されると、家忠も武蔵国忍へ移封された。慶長四年(一五九九)から伏見城守備を命じられたが、翌年小早川秀秋らの攻撃を受けて、城と運命を共にした。 記録時期は、天正五年(一五七七)十月頃から文禄三年(一五九四)九月頃に至る一八年間である。この時期は、家康が織田信長と連携しつつ武田・北条氏と対抗していた時期から、秀吉に次ぐ地位を固めていった時期と重なる。 日記には、信康(家康嫡男)自害の一件、武田氏攻略の一連の経過、本能寺の変、小牧・長久手の戦い等、重要事件の記録が随所に見られる。また、小牧・長久手の戦い以降、家康に対する呼称が日記の中で「家康」から「家康様」等に変化しており、家康の政治的な地位向上の反映を読み取ることができる。また、この日記は、政治的な動向のみならず、連歌、茶の湯、鷹狩、深溝本光寺参詣など、家忠の活動に関する幅広い内容を持っている。 以上から、本書は、家康に近侍する者が自筆で記録した史料として、また、同時代の武家日記としては長期にわたる記録として極めて貴重な史料である。