国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 銅色絵太平楽置物
ふりがな どういろえたいへいらくおきもの
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員数 1軀
種別 工芸品
日本
時代 明治
年代 明治32年
西暦 1899年
作者 海野勝珉
寸法・重量 高46.0 幅21.0 奥行42.0
品質・形状 銅を主体とし、各部分を鍛造により成形し、細部に彫金を加えて装飾した後に組み合わせ、舞楽太平楽の演者を表した置物である。装束の各部を細密かつ装飾的に表現する点が大きな特徴である。配合の異なる数種の四分一や赤銅、真鍮など様々な合金を用いて、多彩な色合いを表現している。また、肉合彫りや象嵌、片切彫りといった複数の技法を組み合わせる。彫金は細密を極め、装束の文様や質感を限りなく実物に忠実に再現しようとする意図が認められる。また、本作品の金色を呈する部分のほとんどは、電気鍍金の技法を用いられており、西洋由来の新しい技術を積極的に取り入れる姿勢が窺える。
 また、立体作品としての人体のプロポーションや、衣装の襞や量感にも細心の注意が払われている。とりわけ顔部分には、塑像原型によるものと思われる微妙な凹凸の抑揚表現が見て取れる。置物としての作品形式を採りながらも、西洋彫刻的な立体表現を為し得ている点が特筆される。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 2709
枝番
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2024.08.27(令和6.08.27)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京都千代田区千代田
保管施設の名称 皇居三の丸尚蔵館
所有者名 国(文化庁)
管理団体・管理責任者名

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解説文:
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし