国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
菊蒔絵螺鈿書棚
ふりがな
:
きくまきえらでんしょだな
菊蒔絵螺鈿書棚
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員数
:
1基
種別
:
工芸品
国
:
日本
時代
:
明治
年代
:
明治36年
西暦
:
1903年
作者
:
蒔絵 川之邊一朝、金工 海野勝珉
寸法・重量
:
高122.0 幅135.5 奥行46.6
品質・形状
:
三段で厨子を備えた棚である。木胎漆塗りで、棚底板裏面を除く総体を金沃懸地とし、金高蒔絵と厚貝螺鈿で、棚甲面や厨子扉から、棚板裏、厨子棚の内部、棚板小口にいたる細部まで、全面にわたって加飾を施している。群菊の間に飛び交う小鳥を表した意匠は、全て文様が繋がるように構成されている。棚の金具は、銀製透彫りで、一部鍍金する。流麗な唐草を透彫りし、さらに鋤彫りで立体感を加えている。出八双金具や、扉の掛金具には、中央に菊紋、その両側に桐紋を据える。
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
2710
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2024.08.27(令和6.08.27)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
千代田区千代田1-8
保管施設の名称
:
皇居三の丸尚蔵館
所有者名
:
国(文化庁)
管理団体・管理責任者名
:
菊蒔絵螺鈿書棚
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
菊蒔絵螺鈿書棚
写真一覧
菊蒔絵螺鈿書棚
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詳細解説
明治二五年(一八九二)に宮内省にて明治天皇の御物とすることを目的として、拵二口とともに製作されたうちの一つであり、約十一年の歳月をかけて完成した。当時は「明治の三大作」と呼ばれて報道され、世の耳目を集める国家事業であった。江戸時代の分類における書棚は、厨子棚、黒棚とともに、いわゆる三棚の一つに数えられる調度であるが、江戸時代末から近代にかけて、書棚は飾り棚としてさかんに作られた。本作も、新たな宮中での明治の棚として、伝統的な棚の要素を再構成して製作された意図がうかがわれる。また、意匠も細部にいたるまで、全て文様が繋がるように加飾している点も異例で、御物としての破格の造形を標榜していることが看取される。 さらに、宮内庁書陵部等に保管されている資料から、製作にかかる経緯を具に知ることができ、工芸史上、第一級の資料価値をもつ作例である。 漆工品としては大型の器物である棚の総体を、隙間なく加飾する密度の高い意匠としながら、蒔絵と螺鈿、金具に至る全体を破綻なく表現した、明治期の精密な工芸技術の粋といえる基準作といえよう。国家事業として製作が立案された経緯から、意匠、工芸技術における実力者が集められて製作にあたった、記念碑的な作品として重要である。
関連情報
附指定
菊蒔絵螺鈿入御書棚製作図
関連情報
附指定
附名称
:
菊蒔絵螺鈿入御書棚製作図
附員数
:
45枚
附ト書
: