国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
{百草蒔絵薬簞笥/内容品}
ふりがな
:
{ひゃくそうまきえくすりたんす/ないようひん}
百草蒔絵薬箪笥/内容品
写真一覧▶
地図表示▶
詳細解説表示▶
員数
:
1基
種別
:
工芸品
国
:
日本
時代
:
江戸
年代
:
明和8年
西暦
:
1771年
作者
:
飯塚桃葉
寸法・重量
:
高31.5㎝ 縦24.0㎝ 横41.8㎝
品質・形状
:
慳貪蓋を付けた薬簞笥とその内容品である。内部に大小十個の引出を収める。木胎漆塗りで、総体を研出蒔絵で加飾する。簞笥の底面を除く外側面および内部に収めた引出の前面は、外側面を七十三、内部の前面を十八、合わせて九十一の部分に不規則に区画し、各々に全て異なる文様を配した寄裂風の意匠としている。蓋の裏側には、鬱金や薄荷、葛根などの草花に、蛍、蟷螂など二十三の昆虫を加えた百種の草虫を研出蒔絵で表す。各草虫の脇には、その名称を一・五ミリ角ほどの文字で記す。
金具はすべて銀製鍛造、彫金、鍍金である。内容品の銀製合子も、同じ製作者の手になるもので、地を鋤彫りで彫り下げ、細かい刻点を主体とした荒し鏨を打ち、文様は薄肉の浮彫り風に表し、細かい毛彫りと魚々子鏨等で細部を表現する。内容品は、銀製合子のほか、硝子製薬瓶、渋紙製薬袋、鍼灸道具など多くが各引出にあわせて製作されている。意匠の特徴として、まずは寄裂風の文様構成の奇抜さがあげられる。各区画には、漆工品だけでなく染織品や料紙装飾、金唐革やモールなどからも取材したとみられる紗綾形文、観世水など、多様な文様が表されている。 技法的には、加飾が全て研出蒔絵で行われている点がある。金、銀、青金など材質や、粉の大きさも異なる多様な材料を用い、それらを漆で塗り込め、塗膜の表面に文様が現れるように全体を研ぎ出す。本作の身の左側面下方には「観松齋/桃葉造(花押)」の金蒔絵銘があるほか、身の底裏左下方に「明和八辛卯年十一月日」の彫銘がある。
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
明和八年の銘がある
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
2713
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2024.08.27(令和6.08.27)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
港区南青山6-5-1
保管施設の名称
:
公益財団法人根津美術館
所有者名
:
公益財団法人根津美術館
管理団体・管理責任者名
:
百草蒔絵薬箪笥/内容品
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
百草蒔絵薬箪笥/内容品
百草蒔絵薬箪笥_蓋裏
写真一覧
百草蒔絵薬箪笥/内容品
写真一覧
百草蒔絵薬箪笥_蓋裏
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
詳細解説
多様な分野を源泉とする意匠や、収められた内容品の豊かさから、徳島藩による発注や製作の背景についても示唆に富んでいる。意匠の特徴として、まずは寄裂風の文様構成の奇抜さがあげられる。技法的には、加飾が全て研出蒔絵で行われている点がある。金、銀、青金など材質や、粉の大きさも異なる多様な材料を用い、それらを漆で塗り込め、塗膜の表面に文様が現れるように全体を研ぎ出すことは、きわめて高度な技術である。それらを一つの調度にまとめあげた意匠の構成力および研出蒔絵の巧緻さは、飯塚桃葉の技量を十二分に伝える基準作にして代表作といえる。
関連情報
附指定
大御薬籠中品類目録
関連情報
一つ書
一、銀製合子
一、薬袋
一、梨子地蒔絵箱
一、硝子製薬瓶
一、牡丹蒔絵鍼灸道具
関連情報
附指定
附名称
:
大御薬籠中品類目録
附員数
:
1冊
附ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、銀製合子
一つ書員数
:
29合
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、薬袋
一つ書員数
:
44枚
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、梨子地蒔絵箱
一つ書員数
:
24合
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、硝子製薬瓶
一つ書員数
:
3口
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、牡丹蒔絵鍼灸道具
一つ書員数
:
1冊
ト書
: