国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
伊能忠敬関係資料
ふりがな
:
いのうただたかかんけいしりょう
伊能忠敬関係資料 忠敬像
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員数
:
2345点
種別
:
歴史資料
国
:
日本
時代
:
江戸
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00003
枝番
:
0
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1957.02.19(昭和32.02.19)
国宝指定年月日
:
2010.06.29(平成22.06.29)
追加年月日
:
所在都道府県
:
千葉県
所在地
:
伊能忠敬記念館 千葉県香取市佐原イ1722-1
保管施設の名称
:
伊能忠敬記念館
所有者名
:
香取市
管理団体・管理責任者名
:
伊能忠敬関係資料 忠敬像
解説文:
詳細解説
伊能忠敬(1745~1818)は、寛政12年(1800)から文化13年(1816)にかけ10次にわたって測量隊を統率して日本全国を測量し、国土の形状とその地球上の位置を最初に図示した。本資料群は忠敬の学問、地図制作の具体的方法のみならず、生涯の事績を多面的に伝える。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
伊能忠敬関係資料 忠敬像
伊能忠敬関係資料 第1次測量における辞令
伊能忠敬関係資料 伊能忠敬記念館展示
写真一覧
伊能忠敬関係資料 忠敬像
写真一覧
伊能忠敬関係資料 第1次測量における辞令
写真一覧
伊能忠敬関係資料 伊能忠敬記念館展示
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解説文
伊能忠敬(1745~1818)は、寛政12年(1800)から文化13年(1816)にかけ10次にわたって測量隊を統率して日本全国を測量し、国土の形状とその地球上の位置を最初に図示した。本資料群は忠敬の学問、地図制作の具体的方法のみならず、生涯の事績を多面的に伝える。
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詳細解説
伊能忠敬(延享2年(1745)~文政元年(1818))は、わが国で最初に全国を対象とした実測図を作成した測量家として著名である。忠敬は上総国山辺郡に生まれ、宝暦12年(1762)に下総国香取郡佐原村の伊能家に入婿した。忠敬は寛政7年(1795)51歳にて隠居を許されると、幕府天文方高橋至時に入門し天文暦学、測量学等を学習し、寛政12年から文化13年(1816)にかけ、足かけ17年、計10次にわたって測量隊を統率し全国測量を実施し、日本全国の沿海部を丹念に廻って各地で大地測量及び天体観測を行い、各次調査後には測量地域について実測図を作成した。これらの測量図は、最終的に忠敬死後の文政4年『大日本沿海輿地全図』としてまとめられ、幕府に上呈された。これら測量図は、前近代における唯一の全国測量図であり、明治時代前期には国土の基本図として複数の行政機関において写本が作成されその利用に資された。 本件は、伊能家に伝来した忠敬に関係する一連の資料群で、一部孫の忠誨に関係する資料を含み、その内容から地図・絵図類、文書・記録類、書状類、典籍類及び器具類に分類される。 地図・絵図類は、測量図(伊能図、下図)及び麁絵図など伊能忠敬が作成に関与した地図、及び測量時に参考としたとみられる各地方の地図・絵図からなる。将軍家斉の上覧を仰いだ第4次調査以前の成果をまとめた尾張以東の大図69枚など各次調査後に作成された伊能図は123点を数え、最もまとまった事例として伊能図研究上に価値が高い。下図は伊能図作成前に調整される地図で399枚を存す。これらは測量結果を地図化する過程を段階的かつ具体的に伝えて注目される。 文書・記録類は、全国測量に関して編述された日記・記録類を主とする冊子物と、測量実施、測量方法、測量結果に関する覚書類や忠敬の身分に関する文書などからなる一紙物からなり、忠敬の全国測量の行程や観測記録などについての基礎史料となるものである。 書状類は、忠敬書状、および諸人から忠敬、忠敬留守宅、あるいは忠誨に宛てた書状が中心を占め、全国測量の実情を研究するうえで文書・記録類を補完するとともに、家政、村政への関与や忠敬の交遊のありかたを知ることができ、忠敬の心情、性格を伝えてその人間像を理解するうえで資料価値が高い。 典籍類は、主に忠敬の自筆写本および手沢本であり、天文暦学書、和算書を中心に測量書、地理書など写本と刊本を交える。なかでも天文暦学書が充実する。『暦象考成後編』(忠敬自筆写本)や『ラランデ暦書管見』(一部忠敬自筆写本)などは当時最新の天文暦学の知識を、高橋のもとで忠敬が修学したことを示して注目される。典籍類は忠敬自筆写本を多く含み、忠敬が天測量地および地図制作を実施するうえにおいて基礎とした学問の内容を明らかにして学術的価値が高い。 器具類は、天測用器具、量地用器具、製図用具などに大別され、忠敬の測量実施および地図作成の実際を考えるうえで資料性が高い。また、江戸時代後期における由緒の明らかな測量器具の最もまとまった例として貴重である。 以上のとおり、本件は江戸時代において唯一全国を高い精度にて測量し、結果を正確に地図化して国土の形状を明らかにした、伊能忠敬の学問の内容および測量実施や地図制作の具体的な方法を知ることが可能な比類ない資料群であり、わが国前近代における測量史、地図史上等に極めて高い学術的価値をもつとともに、伊能忠敬の生涯の事績とその人物像を多面的に伝える資料を豊富に併せ伝えて歴史上に極めて価値が高い。
関連情報
一つ書
一、地図・絵図類
一、文書・記録類
一、書状類
一、典籍類
一、器具類
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、地図・絵図類
一つ書員数
:
787点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、文書・記録類
一つ書員数
:
569点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、書状類
一つ書員数
:
398点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、典籍類
一つ書員数
:
528点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、器具類
一つ書員数
:
63点
ト書
: