国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
宮城県里浜貝塚出土品
ふりがな
:
みやぎけんさとはまかいづかしゅつどひん
宮城県里浜貝塚出土品
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員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
縄文
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00533
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2000.06.27(平成12.06.27)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
宮城県
所在地
:
東北歴史博物館 宮城県多賀城市高崎1-22-1
保管施設の名称
:
東北歴史博物館
所有者名
:
宮城県
管理団体・管理責任者名
:
宮城県里浜貝塚出土品
解説文:
詳細解説
本件は、里浜貝塚(西畑地区)から出土した縄文時代晩期の貝塚出土品一括である。
骨角牙製品二九三点と貝製品九一点を中心に、石器・石製品一六八点、土器・土製品三八点で構成される。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
添付ファイル
なし
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宮城県里浜貝塚出土品
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宮城県里浜貝塚出土品
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解説文
本件は、里浜貝塚(西畑地区)から出土した縄文時代晩期の貝塚出土品一括である。 骨角牙製品二九三点と貝製品九一点を中心に、石器・石製品一六八点、土器・土製品三八点で構成される。
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詳細解説
本件は、里浜貝塚(西畑地区)から出土した縄文時代晩期の貝塚出土品一括である。 遺跡は、宮城県桃生郡鳴瀬町宮戸字西畑、日本三景として名高い松島湾の北部、宮戸島に所在する縄文時代晩期の貝塚で、島の北部、標高五-三〇メートルの範囲に九か所の地点あるいは斜面貝塚が群在し、宮戸島貝塚とも通称される。本貝塚は、明治三十年ころより高島多米治による遺物採集がなされ、その採集品はN・G・マンロー著『プレヒストリック・ジャパン』(明治四十一年)に紹介、明治末年にはすでに人びとに知られていた。大正年間には、東北大学理学部古生物学教室によって数次の発掘調査がなされ、昭和二十六年から一〇年間にわたり、宮戸島遺跡調査会による発掘調査も実施されている。 昭和五十四-五十九年、このうち西畑地区と称される貝塚群北部の貝層(東西約三七・五メートル、南北約二〇メートル)を対象に、東北歴史資料館が六次にわたって学術発掘調査を実施し、厚さ約三メートルにも及ぶ貝層の堆積と、埋葬遺構二基が検出された。本件は、この調査で出土した遺物である。 遺物は、骨角牙製品二九三点と貝製品九一点を中心に、石器・石製品一六八点、土器・土製品三八点で構成される。とりわけ、本件を特徴づけるのは、豊富な骨角牙製品の存在である。骨角牙製品は釣針・銛頭・鏃・やす等の漁撈・狩猟具と、髪飾・管玉・平玉・垂飾等の装身具に見るべきものが多い。特に釣針は、長さ八センチメートルを超える鹿角製単式のものがほとんどで、対象とする魚が大形魚であることを物語る。銛頭・鏃・やすは鹿角やエイの尾棘等を素材とし、燕尾形、単式、組み合わせ式等豊富な種類で構成され、多くの箇体にアスファルト痕が観察される。また装身具には、鹿角を用い、複雑で美しい入組み文を彫刻した髪飾や腰飾、猪牙・オオカミの臼歯・鹿切歯骨製の垂飾、さらに鵜や兎等の長管骨を利用した管玉、サメの椎骨製の平玉等がある。貝製品には貝輪、垂飾があり、貝輪には未製品も含まれる。石器・石製品は石鏃・石槍・石錘・石匙等の漁撈・狩猟具と、岩版・石棒・石刀等の儀礼用具に加えて装身具としての玉がある。土器・土製品は、深鉢・鉢形土器一〇箇、浅鉢形土器一一箇、壺形土器六箇、香炉形土器一箇、製塩土器三箇と、土偶残欠六箇、玉一箇で構成されるが、なかでも全形をうかがえる製塩土器は、松島湾沿岸における縄文時代の製塩技術を知るうえで、貴重な資料である。 以上、本件は縄文時代の海浜集落における生活の実態、とりわけ漁撈・狩猟活動と豊富な装身具に見る精神文化の諸相を復元するうえで、学術的に高い価値をもっている。
関連情報
一つ書
一、骨角牙製品
一、貝製品
一、石器・石製品
一、土器・土製品
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、骨角牙製品
一つ書員数
:
二百九十三点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、貝製品
一つ書員数
:
九十一点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、石器・石製品
一つ書員数
:
百六十八点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、土器・土製品
一つ書員数
:
三十八点
ト書
: