国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 絹本墨画白衣観音図
ふりがな けんぽんぼくがびゃくえかんのんず
絹本墨画白衣観音図
写真一覧▶ 地図表示▶ 解説表示▶
員数 1幅
種別 絵画
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書 約翁徳倹の賛がある
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 01819
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1981.06.09(昭和56.06.09)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 奈良県
所在地 奈良国立博物館 奈良県奈良市登大路町50
保管施設の名称 奈良国立博物館
所有者名 独立行政法人国立文化財機構
管理団体・管理責任者名
絹本墨画白衣観音図
写真一覧
地図表示
解説文:
 わが国における初期水墨画の中で道釈画の占める位置は大きく、白衣観音図の遺例は少なくない。その中にあって本図には図上に蘭溪道隆の法嗣で建長・建仁・南禅を歴任した約翁徳倹の著賛がみられ、彼の歿した元応二年(一三二〇)以前の制作になることが明らかであり、類品中、最も先行する作例としてその価値は高い。構図は、水中に突出した岩上に趺坐する観音を中心として、左端に瀑布、下辺左隅に合掌礼拝する善財童子、背後に竹林を配するというように、多くの素材を集めた観賞性の高いもので、かつ、描写も大変優れている。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし