国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃
ふりがな さわちどりらでんまきえしょうからびつ
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員数 1合
種別 工芸品
日本
時代 平安
年代
西暦
作者
寸法・重量 縦30.5  横39.9  高30.0 (㎝)
品質・形状 銅製置口(後補)をつけ、四脚の上下に銀地鍍金の精妙な唐草文のある金具をかぶせた姿態の美しい小唐櫃である。蓋表と身の外側は全て黒漆地に水草生い茂る澤の流れに千鳥の群がり遊ぶ様を、蒔絵を主として、水草や千鳥に螺鈿を交えて表す。蓋裏は地に野草や蝶鳥を蒔絵する。中子は錫置口があり、外側の四周に蓋表と同じく澤に千鳥の図様を表す。その内底は黒漆地に宝相華文の透彫鍍金金具を嵌込んで、その間には螺鈿の花文を配す。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00035
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1897.12.28(明治30.12.28)
国宝指定年月日 1951.06.09(昭和26.06.09)
追加年月日
所在都道府県 和歌山県
所在地
保管施設の名称
所有者名 金剛峯寺
管理団体・管理責任者名 財団法人高野山文化財保存会

解説文:
金と青金の研出蒔絵を主体に一分の螺鈿で表された千鳥には毛彫りが施され、土坡や岩などを蒔暈し、空間を平塵の地にするなど、巧に技法を駆使して色彩感を出し、情緒豊かな叙景表現である。また、地の黒に金具の金色と螺鈿の色調が互いに映える意匠は、蓋表の主文とは別の趣を出している。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし