国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 木造十一面観音立像
ふりがな もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
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員数 1躯
種別 彫刻
日本
時代 平安
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 03251
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1970.05.25(昭和45.05.25)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 山形県
所在地
保管施設の名称
所有者名 宝積院
管理団体・管理責任者名

解説文:
 頭上の十面と両手前、膊などを別材矧ぎとするほか、頂上仏から本躰・台座の蓮肉部までを含み、榧【かや】の一材から丸彫りし、素地仕上げとした、いわゆる檀像彫刻の一例である。
 檀像彫刻は唐時代の中国から伝わり、わが国でも平安時代に盛んにつくられて遺品も少なくないが、この像では特にプロポーションがよく整い、しかもふっくらとした肉付けを効果的に引きしめる胸や腹部のくびれ、太く深めに刻む衣褶などの鮮やかな彫り口が注目される。製作は十世紀初頭ごろと思われるが、当代のこの地方の豪放な作風とは異なり、中央の仏師の手になったものであろう。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし