国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 木造大将軍神像
ふりがな
解説表示▶
員数 80躯
種別 彫刻
日本
時代 平安~鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 03272
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1972.05.30(昭和47.05.30)
国宝指定年月日
追加年月日 2003.05.29(平成15.05.29)
所在都道府県 京都府
所在地
保管施設の名称
所有者名 大将軍八神社
管理団体・管理責任者名

解説文:
 武装した神像五十躯、束帯をつけた神像二十九躯、童子像一躯、計八十躯からなり、すべて男神像で女神をまじえていない。各像の間には構造、技法、表現などにヴァラエティがあるが、平安後期から鎌倉初期にかけて造像されたものと考えられる。中で最も注目されるのは武装像で唐様の甲胄をつけた形制は、四天王像や武装の大黒天などに近いが、各像とも胄の庇の両側を焔髪状に立ち上がらせているのが特色といえ、これらのうちには温雅な作風を示し、同時代の天部形像に比肩しうる本格的造像のものなど作柄のすぐれたものも少なくない。
 大将軍は陰陽道において四方を司る神といわれ、その信仰は古く、平安時代の記録にもみえ、当代の生活全般に大きな影響力をもっていたことが知られる。その社は王城鎮護のため都の四方に設けられたと伝え、本神社はその西方に位置する分で他は衰退している。神像彫刻の遺品中陰陽道に関係のある珍しい作例が一括伝来していることは稀有のことといえ、また特殊な神像としての価値も高く評価されよう。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし