国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造他阿上人真教坐像
ふりがな
:
解説表示▶
員数
:
1躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
鎌倉
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
頸部内に持蓮華を納める
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03373
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1983.06.06(昭和58.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
山梨県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
称願寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
宗祖一遍上人の法灯を継ぎ時宗教団の基礎を固めた、二代他阿弥陀仏真教の等身大の坐像である。上人晩年の姿を表わしたもので、その大きな特徴である顔面のゆがみを入念にとらえた面貌は甚だ生彩に富んでいる。両足部のやや不自然な作りや衣褶を大胆に省いた表現には素朴なところがあるが、両袖を大きく拡げ膝奥を充分にとった姿には安定感がある。真教は文保三年(一三一九)に入滅しているが、本像はこれとあまり隔たらぬ頃の製作と考えられ、体幹部を四材製とし、像底を刳り残す手法などもこの頃のものとして矛盾はない。また頸部内に真教遺愛の品かと思われる持蓮華を納めていることも見逃せない。二祖上人像は少なくないが、ユニークな古例として注目される。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
宗祖一遍上人の法灯を継ぎ時宗教団の基礎を固めた、二代他阿弥陀仏真教の等身大の坐像である。上人晩年の姿を表わしたもので、その大きな特徴である顔面のゆがみを入念にとらえた面貌は甚だ生彩に富んでいる。両足部のやや不自然な作りや衣褶を大胆に省いた表現には素朴なところがあるが、両袖を大きく拡げ膝奥を充分にとった姿には安定感がある。真教は文保三年(一三一九)に入滅しているが、本像はこれとあまり隔たらぬ頃の製作と考えられ、体幹部を四材製とし、像底を刳り残す手法などもこの頃のものとして矛盾はない。また頸部内に真教遺愛の品かと思われる持蓮華を納めていることも見逃せない。二祖上人像は少なくないが、ユニークな古例として注目される。