国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 春日山蒔絵硯箱
ふりがな かすがやままきえすずりばこ
春日山蒔絵硯箱
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員数 1合
種別 工芸品
日本
時代 室町
年代
西暦
作者
寸法・重量 縦23.9 横22.1 高4.8 (㎝)
品質・形状 被蓋造り、削面取りの硯箱。身には長方形の硯箱と銅製傘形水滴を嵌めた硯台を置き、左右に大小の懸子を納める。総体は梨子地。蓋表には、秋草の咲く山中の鹿と満月を、蓋裏には山上で鳴く鹿と茅屋でその声を聞く人物、秋草を表す。懸子にも秋草を表す。研出蒔絵、高蒔絵、金銀切金を交えて文様を表し、月は銀金貝である。蓋の表裏に「け・連」「は・ことに」などの文字を散らしている。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00598
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1953.11.14(昭和28.11.14)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京都港区南青山6-5-1
保管施設の名称 公益財団法人根津美術館
所有者名 公益財団法人根津美術館
管理団体・管理責任者名
春日山蒔絵硯箱
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解説文:
古今集より壬生忠岑の歌「山里は秋よりことにわびしけれ鹿の鳴く音に目をさましつゝ」に因んだ意匠。
山里のわびしい情景を閑雅に表現している。一名「山里」とも称され、鴻池家の「三笠山」、大原家の「隅田川」などと共に、足利義政公五面の硯の一つと伝えられ、室町時代の特色をよくうかがうことができる。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし