国宝・重要文化財（美術工芸品）
　主情報
名称 ： 赤糸威鎧〈兜・大袖付／〉
ふりがな ： あかいとおどしよろい〈かぶと・おおそでつき〉
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員数 ： 1領
種別 ： 工芸品
国 ： 日本
時代 ： 室町
年代 ：
西暦 ：
作者 ：
寸法・重量 ： 小札高6.5　小札幅1.5　威毛幅0.8　
胴高33.5　胴廻（上）87.0　（下）73.0
草摺高28.0　幅（上）27.0　（下）42.5
脇楯総高52.0　壺板高22.5　胴幅24.0
大袖高47.5　幅35.0
兜鉢高12.5　同径（前後）22.0　（左右）19.5
鍬形長25.5　前立高31.5　同径17.0
栴檀板23.2　同幅9.2　　　　　　　　　　　（㎝）
品質・形状 ： 黒漆塗盛上本小札、鉄革一枚交。威毛緋糸毛引威、耳糸亀甲打糸（白、紺、紫、萌黄）、菱縫緋糸、畦目啄木打。仕立立挙前二段、後逆板とも三段、長側四段、草摺脇盾とも四間五段下り、前後裾板を二間に割る。金具廻革所獅子牡丹文染韋包、紅五星韋、伏縫色糸（白、紅、藍、紫、萌黄）、鍍金小桜鋲止、鍍金覆輪付。境粧板菖蒲韋包、水引紅白綾、八双鋲鍍金菊枝透彫入八双座に菊笠鋲二個づつ、胸は菊鋲二個づつ。綿噛一文字鍍金魚子地菊枝鋤彫入八双金具を打つ。逆板中央に鍍金角丸長方形、菊枝透彫座に菊鐶台に総角付鐶付。総欠失。脇楯壺板は幅広く前より壺孔三個、内二個縦にあけ、鍍金覆輪付き、丸源氏打組紐付。紐所欠失多く高紐丸源氏打（白、藍、萌黄、紫、濃紫）。鍍金菊枝彫責金物一個残存。繰〆鐶鍍金魚子地菊枝文彫。引合緒亀甲組（白、紺、紫、萌黄）。
　大袖垂七段。四の板に鍍金菊枝透彫笄金物座に菊鐶台を打ち、水呑緒鐶を付す。袖付鐶三個内中央横打。裏包韋漆塗。栴檀板垂三段、鍍金菊据文一個を打つ。鳩尾板欠失。
　兜鉄阿古陀形黒漆塗四十六枚張、四十二間筋鉢。覆輪、威垣、腰巻鍍金。真向鍍金鎬垂三条、後二条（内一条欠）。八幡座鍍金魚子地菊枝鋤彫座、透彫菊座、小刻、ささら菊、玉縁とも五重。前後より左右五間目に鍍金覆輪付響孔を穿ち、四天鋲四個を打つ。後勝鐶欠失。鉢裏に「上」字刻銘あり。眉庇獅子牡丹文韋包、小縁紅五星韋、伏縫付、鍍金覆輪を廻らし、三光鋲二個を打つ。包韋欠。鍬形台金銅菊枝透彫座に抜立台菊枝鋤彫、立物鍍金「吉」字透彫、日輪。左右鍍金猪目透入鍬形を立つ。しころ（革毎）五段、四段吹返、五盛菊透丸金物の据文を打つ。受張欠、浅葱麻忍緒残闕付。
ト書 ：
画賛・奥書・銘文等 ：
伝来・その他参考となるべき事項 ：
指定番号（登録番号） ： 02315
枝番 ： 00
国宝・重文区分 ： 重要文化財
重文指定年月日 ： 1970.05.25(昭和45.05.25)
国宝指定年月日 ：
追加年月日 ：
所在都道府県 ： 広島県
所在地 ：
保管施設の名称 ：
所有者名 ： 日吉神社
管理団体・管理責任者名 ：

解説文：
　脇楯を付し、四間の草摺を垂れた鎧で胴は下すぼまりの形で、鍍金筋を付した阿古陀形の筋兜を頂き、末期式正鎧の特色が強い。室町時代の数少ない遺品の一つとして貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし