国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 黒紅染分綸子地松皮菱段模様繍箔小袖
ふりがな くろべにそめわけりんずじまつかわびしだんもようぬいはくこそで
黒紅染分綸子地松皮菱段模様繍箔小袖
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員数 1領
種別 工芸品
日本
時代 江戸
年代
西暦
作者
寸法・重量 身丈142.5 裄63.5 袖幅26.0 袖丈53.0 身幅29.0 衿肩あき7.5 衿幅14.0 (㎝)
品質・形状 表は紗綾形に梅花散らし文の綸子、裏は焦茶平絹の綿入袷仕立て。表は黒地に紅、白と交互に松皮菱を段に染め分け、黒地にはやり霞と枝垂梅文を金摺箔し、雲文を散らして井桁、匹田文を施す。紅地段には、萌黄、濃萌黄、白糸で雷文繋ぎを刺繡し、さらに雲文を散らして、やり霞、筋目文、青海波文、石目、籠目文を摺箔する。白地段には、紗綾形文摺箔地に四葉葵繋文帯を紅、萌黄、濃萌黄糸で刺繍する。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02368
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1974.06.08(昭和49.06.08)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地 京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527
保管施設の名称 京都国立博物館
所有者名 独立行政法人国立文化財機構
管理団体・管理責任者名
黒紅染分綸子地松皮菱段模様繍箔小袖
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解説文:
黒綸子地に紅と白の松皮菱を段に染分け、摺箔・刺繍を施した小袖である。黒紅を主体とした配色と細かい繍や摺箔による文様表現に特色のあるこの種の小袖は、一般に慶長小袖と呼ばれている。しかし生地や意匠・文様は桃山期のものと相違しているなど、この種の小袖が江戸初期に位置づけ得る重要な資料であるとともに、保存のよい優品である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし