国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 朱漆輪花天目盆
ふりがな しゅうるしりんかてんもくぼん
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員数 1面
種別 工芸品
日本
時代 室町
年代
西暦
作者
寸法・重量 面径49.8  総高11.0  高台径43.0  高台高7.1  (㎝)
品質・形状 檜材製、漆塗り、高台付きの盆。方形の板の四方に四材を矧ぎ合わせ面部を作り、縁を十弁の花形に作りだし、底には面部の輪花形と同じ形に作った十材を矧ぎ合わせて高い高台を作る。
矧目と面部周縁のみ布着せを施して下地を附け、中塗りに黒漆を、上塗りには総体に朱漆を塗って仕上げる。輪花の縁は紐縁状に作り出している。
ト書 底裏に享徳四年、西大寺沙弥方天目盆の漆銘がある
画賛・奥書・銘文等 底裏に「享徳四年乙亥正月 日/西大寺沙〓方天目盆/□/沙〓知事寶明房」の黒漆銘がある。
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02556
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1994.06.28(平成6.06.28)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 奈良県
所在地
保管施設の名称
所有者名 西大寺
管理団体・管理責任者名

解説文:
 器の縁を輪花形に作る趣向は、当時さかんに輸入されていた唐物漆器の影響を反映したものである。力強い曲面によって的確に構成された、機能的な造形美を示す一方で、総体の鮮やかな朱漆と、経年の摩滅によって部分的に露出した黒漆との対比が、根来塗り特有の風合いを見せる。
 「慕帰絵詞」や「福富草紙」など、室町時代の絵巻物のなかには、この種の高台付盆に、唐物茶碗の一種である天目【てんもく】をのせた天目台を置いてある様が描かれているが、銘文の「天目盆」から、こうした器物を天目盆と称していたことが確認される唯一の例証であり、かつ製作時期の下限(享徳4年・1455)が明らかな基準資料として、また喫茶の歴史資料としても注目すべき貴重な遺例である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし