国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
医心方(半井家本)
ふりがな
:
いしんぽう
医心方(半井家本)巻1
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員数
:
30巻、1冊
種別
:
書跡・典籍
国
:
日本
時代
:
平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
(第一巻)縦27.4cm 全長24.8m
品質・形状
:
ト書
:
巻第二十五、第二十九紙背保安大治年間文書及長承二年具注暦
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00272
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
国宝指定年月日
:
1984.06.06(昭和59.06.06)
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
保管施設の名称
:
東京国立博物館
所有者名
:
独立行政法人国立文化財機構
管理団体・管理責任者名
:
医心方(半井家本)巻1
解説文:
『医心方』(三十巻)は、永観二年(九八四)に丹波康頼が撰進したわが国現存最古の医書である。内容は、治病大体部、鍼灸部等三十部門に分けて、医療、本草、養生等の肝要をまとめたもので、文中に引用する中国の医書には、現在逸書となったものが多く、東洋医学史上に重視されている。この半井家本は、その平安時代後期の写本で、現存最古写本のまとまった遺巻である。
全三十巻、一冊のうち、二十五巻には文中に天養二年(一一四五)に宇治入道大相国藤原忠実の本によって書き込まれた訓点や校異、および医家本等による校異などがあり、この半井家本の由緒の正しさを示すとともに、その訓点は平安時代の国語資料としても貴重である。また巻第二十五、第二十九の二巻は平安時代後期の書写になる別本で、紙背には長承二年(一一三三)具注暦および保安・大治年間頃の文書およそ五十通があり、院政期のまとまった文書として歴史学上にも注目される。そのほか、鎌倉時代写本一巻、江戸時代写本二巻、一冊をあわせた全巻を完存し、中世以来の医家として著名な半井家に伝来した。なお、幕末期に江戸幕府の医学館において本巻の書写・板刻が行われ、版本として万延元年(一八六〇)に刊行された。附の文書はその際に、本巻の返還をめぐって幕府と半井家との間に交わされた書状類である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
医心方(半井家本)巻1
医心方(半井家本)巻1
医心方(半井家本)巻30」
医心方(半井家本)巻30
写真一覧
医心方(半井家本)巻1
写真一覧
医心方(半井家本)巻1
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医心方(半井家本)巻30」
写真一覧
医心方(半井家本)巻30
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解説文
『医心方』(三十巻)は、永観二年(九八四)に丹波康頼が撰進したわが国現存最古の医書である。内容は、治病大体部、鍼灸部等三十部門に分けて、医療、本草、養生等の肝要をまとめたもので、文中に引用する中国の医書には、現在逸書となったものが多く、東洋医学史上に重視されている。この半井家本は、その平安時代後期の写本で、現存最古写本のまとまった遺巻である。 全三十巻、一冊のうち、二十五巻には文中に天養二年(一一四五)に宇治入道大相国藤原忠実の本によって書き込まれた訓点や校異、および医家本等による校異などがあり、この半井家本の由緒の正しさを示すとともに、その訓点は平安時代の国語資料としても貴重である。また巻第二十五、第二十九の二巻は平安時代後期の書写になる別本で、紙背には長承二年(一一三三)具注暦および保安・大治年間頃の文書およそ五十通があり、院政期のまとまった文書として歴史学上にも注目される。そのほか、鎌倉時代写本一巻、江戸時代写本二巻、一冊をあわせた全巻を完存し、中世以来の医家として著名な半井家に伝来した。なお、幕末期に江戸幕府の医学館において本巻の書写・板刻が行われ、版本として万延元年(一八六〇)に刊行された。附の文書はその際に、本巻の返還をめぐって幕府と半井家との間に交わされた書状類である。
関連情報
附指定
江戸幕府借用関係文書(七通)
関連情報
附指定
附名称
:
江戸幕府借用関係文書(七通)
附員数
:
一巻
附ト書
: