国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 更科紀行〈芭蕉自筆稿本/〉
ふりがな さらしなきこう
更級紀行芭蕉自筆稿本
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員数 1巻
種別 書跡・典籍
日本
時代 江戸
年代
西暦
作者 芭蕉
寸法・重量
品質・形状
ト書 庚子(享保五年)春二月尚白識語
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02331
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1977.06.11(昭和52.06.11)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 三重県
所在地
保管施設の名称
所有者名 伊賀市
管理団体・管理責任者名
更級紀行芭蕉自筆稿本
写真一覧
解説文:
 更科紀行は貞享【じようきよう】五年芭蕉が信濃国更科の名月を観、善光寺に詣でて江戸に帰った折の紀行文である。沖森本は、もとは懐紙五枚に書き継がれたもので、料紙は薄美濃紙を用い、本文は「さらしなの里、おはすて山の月見の事」云々以下八十二行を存し、末に「はせを」の自署がある。文中には訂正の跡が著しく、所掲の句も抹消加等があって、草稿本であることを明らかにしている。本文末には芭蕉の高弟尚白の筆になる識語があり、本巻が芭蕉の真跡であることを記している。この沖森本は芭蕉紀行文の現存唯一の草稿本であって更科紀行の推敲過程を明らかにして貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし