国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 岩宿遺跡出土品
ふりがな いわじゅくいせきしゅつどひん
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員数 一括
種別 考古資料
日本
時代 旧石器
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00344
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1975.06.12(昭和50.06.12)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京都千代田区神田駿河台1-1
保管施設の名称 明治大学
所有者名 明治大学
管理団体・管理責任者名

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解説文:
 岩宿遺跡は群馬県新田郡笠懸村阿佐見、沢田および岩宿にかけて存在する独立した丘陵の南斜面にある。
 岩宿の切通しの関東ローム層の中から発見される石器を採集していた相沢忠洋氏の資料にもとづいて、昭和二十四年(一九四九)九月、翌二十五年四月の二回にわたり、明治大学による発掘調査が行なわれた。その結果、関東ローム層の表面から一メートル下に四〇センチほどの厚さの黒色土層があり、この中から出土した石器を岩宿Ⅰ文化、その直上の関東ローム層中五〇センチほどの層から発見された石器群を岩宿Ⅱ文化、それよりやや上の層より発見された石器を岩宿Ⅲ文化と分類することができた。そして繩文時代以前に土器を使用しなかった古い石器文化が存在したことが実証された。
 今日では先繩文時代の遺跡は全国に分布し、多くの遺跡が調査されるようになり、編年も組立てられてきているが、その先駆をなしたのは岩宿遺跡であり、出土石器類は学術資料としてきわめて重要である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定
  一つ書
  添付ファイル なし