国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録美術品
主情報
名称
:
妙法蓮華経玄賛巻第六
ふりがな
:
みょうほうれんげきょうげんさんまきのだいろく
妙法蓮華経玄賛巻第六(巻頭)
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員数
:
1巻
種別
:
文字資料
国
:
日本
時代
:
平安時代
制作時期
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
巻子装、本紙寸法27.6㎝×1978.3㎝
伝来・その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
064
重文指定年月日
:
国宝指定年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京都台東区上野公園13-9
公開契約館の名称
:
独立行政法人国立文化財機構 東京国立博物館
所有者名
:
妙法蓮華経玄賛巻第六(巻頭)
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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妙法蓮華経玄賛巻第六(巻頭)
妙法蓮華経玄賛巻第六(巻末)
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妙法蓮華経玄賛巻第六(巻頭)
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妙法蓮華経玄賛巻第六(巻末)
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詳細解説
妙法蓮華経玄賛は唐の慈恩大師基(632~682)の撰で、妙法蓮華経を法相宗の立場から注釈したものである。巻第六は譬喩品の終わり三分の一と信解品の初め半分とを収める。 本作品は平安時代初期に書写された古写本で、謹厳な楷書で書写されている。全文にわたり、訓読するための白点3種、朱点1種の訓点が施され、黄書により文字の訂正がある。白点のうちの1種は石山内供 淳祐(890~953)によるものと推定されており、3種とも訓点が施された時期は平安時代中期、天暦年間(947~957)頃とされる。淳祐加点と推定される白点は、全文にわたり極めて稠密に施され、現在でも鮮明である。朱点の加点時期は白点より多少下り、11世紀頃とみられる。また、本作品は元の姿をよく残し、貴重である。 本作品は石山寺旧蔵であるが、全10巻本のうち巻第三と当該巻第六が現存している。巻第三は重要文化財「石山寺一切経」(石山寺所蔵)に含まれている。 なお、本作品一紙目の紙背には「元興/寺□(※一字欠)」朱複廓円印が1顆あり、石山寺に蔵せられる以前、元興寺の所蔵であったことが判明する。 本作品は、伝来が明確であり、また平安時代中期の代表的な訓点資料として、これまでに多くの研究が公表されているものである。精細な加点資料の少ない平安時代中期の訓点資料として、国語学の研究上に高い学術的価値を有する。