国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
：
会津の製蝋用具及び蝋釜屋
ふりがな
：
あいづのせいろうようぐおよびろうかまや
会津の製蝋用具及び蝋釜屋（製蝋用具）
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員数
：
967点，1棟
種別
：
生産、生業に用いられるもの
年代
：
その他参考となるべき事項
：
内訳：材料採集調整164点 製蝋243点 蝋燭製作353点 仕事着46点 飲食灯火23点 運搬交易13点 製品114点 蝋釜屋関係11点 蝋釜屋1棟
指定番号
：
00134
指定年月日
：
1979.05.21(昭和54.05.21)
追加年月日
：
指定基準１
：
（二）生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準２
：
（三）地域的特色を示すもの
指定基準３
：
（六）職能の様相を示すもの
所在都道府県
：
福島県
所在地
：
耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字前田33-1
保管施設の名称
：
会津民俗館
所有者名
：
（財）会津民俗館
管理団体・管理責任者名
：
会津の製蝋用具及び蝋釜屋（製蝋用具）
解説文：
詳細解説
会津の蝋燭作りは、只見川及び阿賀野川沿いに成育する漆の木の実蝋を原料として営まれ、江戸期には藩主の漆樹栽培の奨励と製品の専売制度によってその生産量を高め全国的に有名な産地であった。明治期以降も農山漁村の灯火として需要に応じてきたが、やがて電灯の普及に伴って昭和40年前後で衰滅した。
この資料は、会津地方で使用された製蝋関連用具をとりまとめたもので、残存する数少ない蝋釜屋１棟も含む。木の実ふかしや蝋しぼりに使われる製蝋用具、芯巻き・蝋とかし・蝋燭かけなどに使う蝋燭製作用具をはじめ、木の実の採集調整用具や関係の仕事着・運搬交易用具などを網羅し、また製作工程を知ることのできる半製品なども含まれている。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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会津の製蝋用具及び蝋釜屋（製蝋用具）
会津の製蝋用具及び蝋釜屋（製蝋用具）
会津の製蝋用具及び蝋釜屋（蝋釜屋）
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会津の製蝋用具及び蝋釜屋（蝋釜屋）
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解説文
会津の蝋燭作りは、只見川及び阿賀野川沿いに成育する漆の木の実蝋を原料として営まれ、江戸期には藩主の漆樹栽培の奨励と製品の専売制度によってその生産量を高め全国的に有名な産地であった。明治期以降も農山漁村の灯火として需要に応じてきたが、やがて電灯の普及に伴って昭和40年前後で衰滅した。 この資料は、会津地方で使用された製蝋関連用具をとりまとめたもので、残存する数少ない蝋釜屋１棟も含む。木の実ふかしや蝋しぼりに使われる製蝋用具、芯巻き・蝋とかし・蝋燭かけなどに使う蝋燭製作用具をはじめ、木の実の採集調整用具や関係の仕事着・運搬交易用具などを網羅し、また製作工程を知ることのできる半製品なども含まれている。
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詳細解説
会津の蝋は、古くから世に知られ、それに関する記述は、『日本山海名物図会』（宝暦４年（1754）や『東遊雑記』（天明8年（1788）にも見える。 この地の蝋燭作りは、只見川及び阿賀野川沿いに成育する漆の木の実蝋を原料として営まれてきた。江戸時代には藩主の漆樹栽培の奨励と製品の専売制度によってその生産量を高め、薩摩や松江の櫨蝋【はぜろう】、庄内・仙台の漆蝋などと並んで、全国的に著名な蝋燭の産地として知られた。明治期以降も、この蝋燭は農山漁村における灯火の一つとして、その需要に応じてきた。しかし、その後電灯の普及という生活の変化に伴って蝋燭に対する需要が激減し、これに応じて昭和40年前後で、この地の蝋しぼりは衰滅した。 この資料は、会津地方で使用されてきた製蝋関連用具を巨細にとりまとめるとともに、残存していた数少ない蝋釜屋の１棟も含まれている。木の実ふかしや蝋しぼりに使われる製蝋用具、芯巻き・蝋とかし・蝋燭かけおよび絵付けに使う蝋燭製作用具をはじめ、木の実の採集調整用具や関係の仕事着、運搬交易用具などを広く網羅し、また往時の製蝋の原料や製作工程を知ることのできる一連の半製品なども含まれている。 また、蝋釜屋は、移転復元されたものであり、間口4.185㍍、奥行き3.03㍍、寄棟造りの茅葺きのもので、製作用具と相まって製蝋の技法や習俗を知ることができる。
