国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
八葉寺奉納小型納骨塔婆及び納骨器
ふりがな
:
はちようじほうのうこがたのうこつとうばおよびのうこつき
八葉寺奉納小型納骨塔婆及び納骨器
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員数
:
14824点
種別
:
信仰に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
内訳:小型納骨塔婆14798点 納骨器26点
※八葉寺への参詣は、平成11年12月3日に「冬木沢参りの習俗」として記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されている。
指定番号
:
00145
指定年月日
:
1981.04.22(昭和56.04.22)
追加年月日
:
指定基準1
:
(六)信仰に用いられるもの 例えば、祭祀(し)具、法会具、奉納物、偶像類、呪(じゆ)術用具、社祠(し)等
指定基準2
:
指定基準3
:
所在都道府県
:
福島県
所在地
:
会津若松市河東町広野字冬木沢208
保管施設の名称
:
八葉寺
所有者名
:
八葉寺
管理団体・管理責任者名
:
八葉寺奉納小型納骨塔婆及び納骨器
解説文:
詳細解説
遺骨の一部を小型の塔婆や納骨器に入れて霊場に納め、死者の極楽往生を願うという信仰は、古くから庶民の間に広まっていたが、現在そうした信仰、および奉納された塔婆や納骨器がまとまって残存している例は、全国的にも極めて少ない。
八葉寺は、空也上人が開いたといわれ、会津地方第一の霊場として知られており、古くから小型の木製納骨塔婆や納骨器が寺の境内にある阿弥陀堂に奉納されてきた。
塔婆は、五輪塔・宝塔・宝篋印塔・無縫塔などの形式に分類され、いずれも歯・骨・毛髪・戒名などが納められているが、その中でも五輪塔形が大部分を占めており、法名・俗名・奉納者名などが墨書されているものも少なくない。
納骨器は、竹筒・曲物・厨子形・箱形などのものがあり、そう点数27点を数える。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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八葉寺奉納小型納骨塔婆及び納骨器
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解説文
遺骨の一部を小型の塔婆や納骨器に入れて霊場に納め、死者の極楽往生を願うという信仰は、古くから庶民の間に広まっていたが、現在そうした信仰、および奉納された塔婆や納骨器がまとまって残存している例は、全国的にも極めて少ない。 八葉寺は、空也上人が開いたといわれ、会津地方第一の霊場として知られており、古くから小型の木製納骨塔婆や納骨器が寺の境内にある阿弥陀堂に奉納されてきた。 塔婆は、五輪塔・宝塔・宝篋印塔・無縫塔などの形式に分類され、いずれも歯・骨・毛髪・戒名などが納められているが、その中でも五輪塔形が大部分を占めており、法名・俗名・奉納者名などが墨書されているものも少なくない。 納骨器は、竹筒・曲物・厨子形・箱形などのものがあり、そう点数27点を数える。
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詳細解説
遺骨の一部を小型の塔婆や納骨器に入れて霊場に納め、死者の極楽往生を願うという信仰は、我が国では古くから庶民の間に広まっていたが、現在そうした信仰、および奉納された塔婆や納骨器がまとまって残存している例は、全国的にも極めて少ない。 八葉寺は、空也上人が開いた寺と伝えられ、会津地方第一の霊場として知られており、古くから小型の木製納骨塔婆や納骨器が寺の境内にある阿弥陀堂に奉納されてきた。 これらの塔婆は、五輪塔・宝塔・宝篋印塔・無縫塔などの形式に分類され、いずれも歯・骨・毛髪・戒名などが納められているが、その中でも五輪塔形が大部分を占めており、文禄4年(1595)以降のものが14,719点にものぼり、それらのなかには法名・俗名・奉納者名などが墨書されているものも少なくない。 納骨器は、竹筒・曲物・厨子形・箱形などのものがあり、総点数27点を数える。 この八葉寺に保存されてきた各種の小型納骨塔婆は、全国的にみてもよくまとまっているものである。数量的には奈良県奈良市の元興寺に奉納された庶民信仰資料(昭和42年指定)に比肩するものであり、東北地方の中世以降の庶民信仰の様相をよく示すものとして重要である。