国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要無形民俗文化財
主情報
名称
:
対馬の盆踊
ふりがな
:
つしまのぼんおどり
対馬の盆踊
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種別1
:
民俗芸能
種別2
:
風流
その他参考となるべき事項
:
8月中旬
※本件は令和4年11月30日に「風流踊」の一つとしてユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されている。
指定証書番号
:
指定年月日
:
2021.03.11(令和3.03.11)
追加年月日
:
指定基準1
:
指定基準2
:
(二)芸能の変遷の過程を示すもの
指定基準3
:
(三)地域的特色を示すもの
所在都道府県、地域
:
長崎県
所在地
:
長崎県対馬市
保護団体名
:
対馬盆踊保存連合会
対馬の盆踊
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
対馬の盆踊
阿連(あれ)の盆踊
吉田(よしだ)の盆踊
曲(まがり)の盆踊
三根上里(みねかみざと)の盆踊
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対馬の盆踊
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阿連(あれ)の盆踊
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吉田(よしだ)の盆踊
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三根上里(みねかみざと)の盆踊
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詳細解説
対馬の盆踊は,近世前期から伝わると考えられる演目とともに,後期から加わったと思われる演目もあるなど,成立背景も重層的で,複合的な内容を含んだ盆踊である。また手振りや足使い,扇使いといった所作にも独特のものがあり,本件は九州最北端の離島である対馬における,盆踊の展開や特徴をうかがわせる事例である。 対馬の盆踊は,長崎県対馬市各地の村落において,旧暦7月(現8月)の盆に踊られる。各地区旧家の長男を中心とする男性によって踊られ,また二列縦隊を基本隊形とする盆踊である。伝承曲は地区により異なるが,祝言と呼ばれる演目類を含む点が,特徴の一つである。祝言は扇子踊又は手踊であるが,生み字を長く伸ばした独特の旋律で歌われる歌に乗せ,踊りは腰を低く落とした姿勢を終始保ちつつ,両手を同時に前に出す振り,手首の返し方,親骨をつまむ扇使いなどに独特の所作が見られる。また足使いも前方に足を滑らせるように出すなど,特徴的である。祝言の他,綾竹,長刀,杖などの道具を手にして踊るもの(採り物踊),あるいは役柄の扮装を伴い,物語風の内容を演じるもの(仕組踊)など,成立時期が異なると考えられる多様な踊りを含んでいる。 踊り子は6から12名ほどが二列縦隊を基本として位置を占め,その付近で鋲留太鼓を桴で打つ者や,歌い番(地謡,ジューテーとも)が演奏する。歌い番が複数の地区,太鼓を打ちつつ歌う地区,また踊り子が歌いつつ踊る曲がある地区も見られるが,基本的に踊り子を務め上げた者が演奏に回る慣習になっている。なお盆踊の場には,笹竹に布で作った飾りや色紙などを飾ったエヅリ(エツル,エンヅリ等とも)が掲げられる。エヅリは祖霊の依代と考えられ,踊り子たちは踊りの場への行列に際し,先頭に掲げるほか,盆踊の終了後には,所定の地に納めたり,川へ流したりする。