国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
登録有形民俗文化財
主情報
名称
:
松山犂の製作用具及び製品
ふりがな
:
まつやますきのせいさくようぐおよびせいひん
全体
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
員数
:
541点
種別
:
生産、生業に用いられるもの
その他参考となるべき事項
:
内訳:製作用具476点、製品65点
登録番号
:
59
登録年月日
:
2026.03.24(令和8.03.24)
追加年月日
:
登録基準1
:
二 有形の民俗文化財の収集であって、その目的、内容等が歴史的変遷、時代的特色、地域的特色、技術的特色、生活様式の特色又は職能の様相を示すもの
登録基準2
:
登録基準3
:
所在都道府県
:
長野県
所在地
:
長野県上田市
保管施設の名称
:
松山記念館
所有者名
:
公益財団法人松山記念館
管理団体・管理責任者名
:
全体
解説文:
詳細解説
松山犂の製作用具及び製品は、長野県の上田で生産された松山犂と呼ばれる、田畑を耕す畜力用の犂とその製作に用いられた用具の収集である。松山犂は、明治時代に当地の馬耕技術の指導員であった松山原造によって考案された。犂先には鋼を使用し、左右に土を反転できる機能を持つことが最大の特徴であり、また、直線木取法を犂の製作に応用することで量産化も実現し、松山式双用犂の名称で全国的に普及した。
本収集は、松山犂の製作に使用された犂の各部品の型板、カンナ類などの一連の用具をはじめ、焼印や木印などの商標用具、年代別の各型式の松山犂などから構成されている。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
全体
製作用具
写真一覧
全体
写真一覧
製作用具
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
松山犂の製作用具及び製品は、長野県の上田で生産された松山犂と呼ばれる、田畑を耕す畜力用の犂とその製作に用いられた用具の収集である。松山犂は、明治時代に当地の馬耕技術の指導員であった松山原造によって考案された。犂先には鋼を使用し、左右に土を反転できる機能を持つことが最大の特徴であり、また、直線木取法を犂の製作に応用することで量産化も実現し、松山式双用犂の名称で全国的に普及した。 本収集は、松山犂の製作に使用された犂の各部品の型板、カンナ類などの一連の用具をはじめ、焼印や木印などの商標用具、年代別の各型式の松山犂などから構成されている。
詳細解説▶
詳細解説
松山犂の製作用具及び製品は、長野県上田で生産された松山犂と呼ばれる、田畑を耕す畜力用の犂とその製作に使用した用具の収集である。 犂は、牛馬の力を借りて土を耕起反転させる農具で、人力で使用した在来の鋤に対して、唐犂(からすき)とも呼ばれ、西日本で早く普及したが、東日本では近代になってから広く使われるようになった。松山犂は、明治33年(1900)に、長野県小県郡で馬耕技術の指導員であった松山原造が考案した単鑱双用犂(たんざんそうようり)と呼ばれる改良犂で、犂先を鋼製とし、土の反転方向を左右に切り替えられる機構が付くことが特徴で、従来の犂に比べ操作性や強度が向上した。その後も改良を重ね、松山式と呼ばれて東日本を中心に各地へ普及した。また、従来の犂の製作は、犂の部品に湾曲した自然木を使用したが、松山犂は「直線木取法」を犂の製作に応用することで、製品の形状が均一になり、量産化も実現した。昭和30年代以降に農業の機械化が進むまで、松山犂は活躍した。 本収集は、松山犂の製作に使用された各種の用具と各型式の松山犂などから構成される。松山原造創業の製作所を前身とする松山株式会社が収集してきたもので、現在は、寄贈を受けた松山記念館が展示・公開している。製作用具には、カンナや犂身の型板などの木工用具、犂先や犂床の型、ヤットコなどの金工用具、スパナやレンチなどの接合用具、焼印や木印などの商標用具で、製材用の機器なども収集されている。製品には、単鑱双用犂をはじめ、各種の松山式双用犂や改良型の単用犂、試作品なども収集されている。