国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
登録有形民俗文化財
主情報
名称
:
糸満の漁撈用具
ふりがな
:
いとまんのぎょろうようぐ
各種の漁撈用具
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員数
:
887点
種別
:
生産、生業に用いられるもの
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
61
登録年月日
:
2026.03.24(令和8.03.24)
追加年月日
:
登録基準1
:
二 有形の民俗文化財の収集であって、その目的、内容等が歴史的変遷、時代的特色、地域的特色、技術的特色、生活様式の特色又は職能の様相を示すもの
登録基準2
:
登録基準3
:
所在都道府県
:
沖縄県
所在地
:
沖縄県糸満市
保管施設の名称
:
海のふるさと公園展示館
所有者名
:
糸満市
管理団体・管理責任者名
:
各種の漁撈用具
解説文:
詳細解説
糸満の漁撈用具は、沖縄本島の南端に位置する糸満市域で収集された、魚介類の捕獲や販売などに使用された用具である。当地の沿岸部を本拠地とする漁業従事者は、糸満漁民の名で知られ、サバ二と呼ばれる小型の木造船を主に使用し、優れた漁撈技術を持って、南西諸島をはじめとする広範な海域に出漁した。アギヤーと称する潜水型の追い込み漁を得意とし、その独特の漁法は、糸満漁民の移動とともに各地に伝播した。
本収集は、追い込み漁をはじめ、網漁や釣漁、突き棒漁などの各種の漁撈に用いられた用具、サバニや操船、造船に用いられた船関係の用具、仕事着、漁具の製作・修理用具、販売用具などから構成されている。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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各種の漁撈用具
サバニと船関係用具
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各種の漁撈用具
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サバニと船関係用具
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解説文
糸満の漁撈用具は、沖縄本島の南端に位置する糸満市域で収集された、魚介類の捕獲や販売などに使用された用具である。当地の沿岸部を本拠地とする漁業従事者は、糸満漁民の名で知られ、サバ二と呼ばれる小型の木造船を主に使用し、優れた漁撈技術を持って、南西諸島をはじめとする広範な海域に出漁した。アギヤーと称する潜水型の追い込み漁を得意とし、その独特の漁法は、糸満漁民の移動とともに各地に伝播した。 本収集は、追い込み漁をはじめ、網漁や釣漁、突き棒漁などの各種の漁撈に用いられた用具、サバニや操船、造船に用いられた船関係の用具、仕事着、漁具の製作・修理用具、販売用具などから構成されている。
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詳細解説
糸満の漁撈用具は、沖縄本島の最南端に位置する糸満市域において収集された、魚介類の捕獲や販売などに使用された用具である。当地の沿岸部を本拠地とする漁業従事者は、糸満漁民の名で知られ、サバニと呼ばれる小型の木造船を主に使用し、優れた漁撈技術をもって、魚類の豊富なサンゴ礁の海を漁場とするとともに、南西諸島をはじめ、遠く本土の沿岸地域、さらには東南アジアや南洋の島々にまで広範な海域に出漁した。アギヤーと称する潜水型の追い込み漁を得意とし、その独特の漁法は、糸満漁民の移動とともに各地に伝播された。 また、糸満では、男性は出漁、女性は魚介類の行商という生業上の役割分担が明確にみられ、男女の協業によって生計が維持され、当地の漁業の発展が支えられてきた。 本収集は、沖縄の海洋文化の継承を目的として活動するNPO法人ハマスーキから糸満市に寄贈されたもので、糸満市の所有で同法人が管理する、海のふるさと公園展示館に保管され、その多くが展示公開されている。主に昭和前期に使用されたもので、追い込み漁をはじめ、網漁や釣漁、突き棒漁などの各種の漁撈に使用された用具、サバニと操船や造船に用いられた船関係の用具、仕事着、漁具の製作・修理用具、女性たちが行商に使った販売用具などから構成されている。アギヤー漁に関しては、海底に設置した袋状のアギヤー網やスルシカーと呼ばれ、魚群を威嚇して網に追い込む、先端に石の付いたおどし縄、明治時代に考案され、追い込み漁の改良に寄与したミーカガンと呼ばれる水中眼鏡などがある。また、販売用具には、頭上に載せて魚を運んだ笊のバーキ、バーキを受ける盆とまな板を兼ねたウシキ、運搬時に頭に置いた藁製の輪のガンシナなどが収集されている。