国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
東海地方の大凧揚げ習俗
ふりがな
:
とうかいちほうのおおだこあげしゅうぞく
東海地方の大凧揚げ習俗
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解説表示▶
種別1
:
風俗慣習
種別2
:
人生・儀礼
その他参考となるべき事項
:
※所在地が2都県以上にわたる広域な選択です。
公開日:毎年5月5日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『東海地方の大凧揚げ習俗(愛知県)』(企画文化庁・制作さいたま民俗文化研究所・平成22年3月31日)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1992.02.25(平成4.02.25)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
東海地方の大凧揚げ習俗
解説文:
詳細解説
この習俗は、5月の端午の節供に子どもの初誕生を祝って大きな凧を揚げる習俗である。静岡・愛知県下の遠江・駿河・三河地方一帯で広くみられ、例えば、浜松市域では、5月の節供をタコイワイなどと呼び、長男の誕生を祝って大凧を揚げ、その際凧合戦も行われる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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東海地方の大凧揚げ習俗
東海地方の大凧揚げ習俗
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東海地方の大凧揚げ習俗
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東海地方の大凧揚げ習俗
解説文
この習俗は、5月の端午の節供に子どもの初誕生を祝って大きな凧を揚げる習俗である。静岡・愛知県下の遠江・駿河・三河地方一帯で広くみられ、例えば、浜松市域では、5月の節供をタコイワイなどと呼び、長男の誕生を祝って大凧を揚げ、その際凧合戦も行われる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
凧は、東アジアおよび東南アジアに伝播の中心を持つ遊具とされ、世界の各地に広く分布している。しかし凧は単なる遊具にとどまらず、それぞれの地域の伝統的な行事や生活習俗のなかで重要な位置を占めている。 我が国の凧揚げの習俗は、江戸時代中期以降に広く流行し、正月の風物詩として親しまれてきたが、各地には正月以外の季節に凧揚げをする例が多く、むしろこのほうが本来の姿ではなかったかと考えられる。 このなかで、5月の端午の節供に子どもの初誕生を祝って大きな凧を揚げる習俗が、わが国の各地に見られる。この習俗は子どもの成長祈願を主とするものであるが、同時にいわゆる凧合戦と呼ばれる競技の要素を伴うことでも知られている。 東海地方でも、静岡県・愛知県下の遠江・駿河・三河地方一帯に、5月の節供に大凧を揚げる習俗が広く見られた。 例えば、静岡県の浜松市域を中心とする地域では、現在も5月の節供をタコイワイなどと呼び、長男の誕生を祝って町内の若い衆や母親の実家・親戚などが、大凧を贈って揚げる習俗が残っており、その際行われる浜松の凧合戦はよく知られている。 また、愛知県下でもかつては三河地方を中心に、五月節供をハツダコと呼んで、長男の初節供に大凧を贈る風習があったことが、報告されている。 以上のように、これらの地域は伝統的な習俗とともに地域的な特色も豊富に残しており、これらの地域を対象として大凧揚げの習俗や製作技術等について早急に記録を作成する必要があるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)