国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
遠江のシシウチ行事
ふりがな
:
とおとうみのししうちぎょうじ
遠江のシシウチ行事
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
年中行事
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年1月4日(川名)、毎年1月1日(滝沢)(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『滝沢のシシウチ行事』(浜松市教育委員会・昭和63年3月)
:『川名のシシウチ行事』(引佐町教育委員会・昭和63年3月)
映像:『滝沢のシシウチ行事』(遠江のひよんどりとおくない連絡協議会・平成24年3月)
※この行事は、平成6年12月13日に「遠江のひよんどりとおくない」として重要無形民俗文化財に指定されている。
選択番号
:
1
選択年月日
:
1985.12.20(昭和60.12.20)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
静岡県
所在地
:
保護団体名
:
川名のひよんどり保存会,滝沢町町内会
遠江のシシウチ行事
解説文:
詳細解説
この行事は、年の始めに田畑の作物に害を与える鳥獣の類を追い払ったり豊猟を願ったりする予祝儀礼である。川名地区では神社の境内に猪に擬した的と鹿に擬した的を据え、弓矢で射る。滝沢地区では神社の境内に猪に擬した的2つを据え、弓矢で射り、最後に蹴り倒す。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
遠江のシシウチ行事
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遠江のシシウチ行事
解説文
この行事は、年の始めに田畑の作物に害を与える鳥獣の類を追い払ったり豊猟を願ったりする予祝儀礼である。川名地区では神社の境内に猪に擬した的と鹿に擬した的を据え、弓矢で射る。滝沢地区では神社の境内に猪に擬した的2つを据え、弓矢で射り、最後に蹴り倒す。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国には、古くから全国各地で年の始めなどに田畑の作物に害を与える鳥獣の類を追い払ったり豊猟を願ったりする予祝儀礼が行われてきた。 川名地区に伝承されてきたシシウチ行事は、六所神社の境内で1月4日に実施される。この行事は、社前に香花(しきみ)の枝葉で猪に擬した的と榊の枝葉で鹿に擬した的を作って据え、楮の木で作った弓につがえて女竹の矢で的を射つものである。 滝沢地区に伝承されてきたシシウチ行事は、四所神社の境内で1月1日に実施される。この行事は、社前にアオキバと称する木の枝葉などで猪に擬した的2つを作って据え、2人の若者が1頭ずつ女竹の弓・矢で交互に射ち、その後、蹴り倒して終了となるものである。 この遠江地方に伝承されてきたシシウチ行事は、三河・信濃・遠江境を中心に分布している地域的特色のある予祝行事の一例であり、希少な現存例として早急に記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)