国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
遠江の御船行事
ふりがな
:
とおとうみのおふねぎょうじ
遠江の御船行事
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
記録:『遠江の御船行事』(静岡県教育委員会・平成10年3月31日)
※この行事のうち、牧之原市大江に伝承される行事が、平成6年12月13日に「大江八幡神社の御船行事」として重要無形民俗文化財に指定されている。
選択番号
:
1
選択年月日
:
1994.12.13(平成6.12.13)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
静岡県
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
遠江の御船行事
解説文:
詳細解説
この行事は、神社の秋祭りに精巧な船模型を担ぎ出して神幸行列を先導する行事である。遠江に集中的に分布し、船模型には、樽廻船と菱垣廻船の2種の模型がみられ、練り唄に合わせて大海原をうねるように荒々しく操作される。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
遠江の御船行事
遠江の御船行事
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遠江の御船行事
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遠江の御船行事
解説文
この行事は、神社の秋祭りに精巧な船模型を担ぎ出して神幸行列を先導する行事である。遠江に集中的に分布し、船模型には、樽廻船と菱垣廻船の2種の模型がみられ、練り唄に合わせて大海原をうねるように荒々しく操作される。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
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詳細解説
遠江には神社の秋祭りに精巧な船模型を担ぎ出して神幸行列を先導する行事が伝承されている。 榛原地方の旧相良町海老江の大江八幡神社、旧相良町波津の飯津佐和乃神社、榛原町鹿島の鹿島神社、榛原町細江の神明神社などでは、弁財船を模した「御船」の柱起こし・帆上げを行い、行列の途中で出船・入船の練り唄に合わせて大海原をうねるように荒々しく操作する。 この「御船」には、江戸時代に造られた樽廻船と菱垣廻船の2種の模型が揃っている例もあり、造船史上も貴重な資料といえる。 また、天竜川河口の竜洋町掛塚や竜洋町白羽でも、御座船の朱塗りの模型を持ち出す行事がみられる。 この行事は、このように地域的に集中してみられ、東海地方の港に生きた人びとの信仰の在り様をよく示すものとしても貴重であり、また同時に、全国の船祭りの典型的事例の1つをよく示すものとしても注目されることから、早急に記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)