国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
京都八坂神社の祗園祭
ふりがな
:
きょうとやさかじんじゃのぎおんまつり
京都八坂神社の祇園祭
写真一覧▶
解説表示▶
種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年7月1~29日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
映像:『京都祇園祭の山鉾行事』(京都市・祇園祭山鉾連合会・平成20年)
※この行事で巡行する山鉾は、昭和37年5月23日に祇園祭山鉾として重要有形民俗文化財に指定されている。
※この行事は、昭和54年2月3日に京都祇園祭の山鉾行事として重要無形民俗文化財に指定されている。
※この行事は、平成21年(2009)にユネスコ無形文化遺産保護条約 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されている。
選択番号
:
1
選択年月日
:
1959.03.01(昭和34.03.01)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
京都府
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
京都八坂神社の祇園祭
解説文:
詳細解説
この行事は、八坂神社の祭で行われる行事である。平安京での祇園御霊会に始まり、南北朝から室町時代にかけて山と鉾が整えられ、安土桃山時代に輸入品の幕類を掛けまわしたり、錺金具や彫り物に贅を尽くすようになった。2日のくじ取りから、17日の山鉾巡行、祇園囃子まで多彩な内容を含んでいるもので、特に華麗な山鉾の巡行は、全国の祇園祭・天王祭に多大な影響を与えてきたといわれる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
京都八坂神社の祇園祭
写真一覧
京都八坂神社の祇園祭
解説文
この行事は、八坂神社の祭で行われる行事である。平安京での祇園御霊会に始まり、南北朝から室町時代にかけて山と鉾が整えられ、安土桃山時代に輸入品の幕類を掛けまわしたり、錺金具や彫り物に贅を尽くすようになった。2日のくじ取りから、17日の山鉾巡行、祇園囃子まで多彩な内容を含んでいるもので、特に華麗な山鉾の巡行は、全国の祇園祭・天王祭に多大な影響を与えてきたといわれる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
京都八坂神社の祗園祭は、その歴史の古さ、山鉾巡行の豪華絢爛さ、多くの市民が約1か月にわたって多彩な行事を繰り広げる規模の大きさなど全国を代表する祭礼行事として世に知られている。 現在各地でとり行われている6、7月頃の祇園祭・天王祭に多大な影響を与えてきたといわれ、我が国の夏祭の発生や変遷を知る上に欠かすことのできない行事である。 この行事は、東山区祇園の八坂神社(明治以前は祇園社:祭神は牛頭天王・素盞鳴命)の祭で、今からほぼ1000年前、平安京での祇園御霊会に始まり、神輿の迎え送りの間、歌舞音曲等の神賑いを行なう形を発展させてきたものである。 平安時代に、すでに出ていたとされる矛や山が、今のような山鉾として形を整えたのは南北朝から室町時代にかけてであり、安土桃山時代に入って京の町衆の富と心意気とにより輸入品のゴブラン織等の幕類を掛けまわし、錺金具や彫り物にも贅を尽くすようになった。 行事の次第は、7月1日の吉符入(神事始めの相談)に始まり、2日のくじ取り(山鉾巡行の順番定め)、10日の神輿洗い(神輿を神社から四条大橋までかついで行き神に清水をふくませてそそぐ式。この折、万灯風の提灯をかかげての神輿迎えの練り行列がある)。10~15日の鉾建て、山建て、16日の宵山(山鉾に提灯を飾って練りまわり、人形や装飾品を飾って人々の参観に供す)、宵宮祭、17日の山鉾巡行(この夕刻、神輿のお旅所への神幸あり)、24日の花傘巡行、神輿の還幸(昭和41年までは後の祭りの山鉾巡行があったが今は花傘巡行)、28日の神輿洗い、29日の神事済奉告祭などである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)