国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
主情報
名称
:
荻江節
ふりがな
:
おぎえぶし
解説表示▶
種別1
:
芸能
種別2
:
音楽
その他参考となるべき事項
:
指名区分
:
選択年月日
:
1955.06.19(昭和30.06.19)
選択基準1
:
選択基準2
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選択基準3
:
地域
:
解説文:
荻江節は三味線音楽の歌いものの一つで、十八世紀後半に、もと市村座の長唄唄方として立唄をつとめた初世荻江露友【ろゆう】が、劇場引退後に長唄をお座敷唄風に歌い始めて独特のものとし、その後に引き継がれ、幕末になって地唄の曲を取り入れ、また新曲を加えて、さらに独自性を高め今日に至っている。
荻江節は長唄をもとに生まれたが、長唄が劇場の伴奏音楽として派手で、その三味線は舞踊を助けるために器楽的に活躍し、また長唄の本格的な演奏は笛や鼓、太鼓の囃子を伴うのに対し、荻江節は控え目で、三味線も複雑な技巧を避けて唄の伴奏役という地位を守り、荻江節では囃子を用いないのが原則というように、荻江節はお座敷唄として工夫され洗練されたところが特色である。なお大正以降、一中節、河東節、宮薗節と合わせて古曲と呼ばれ、ともに、その保存・伝承がはかられてきた。
荻江節は、わが国の芸能史上重要な地位を占めるとともに、日本音楽の中で芸術上高度な価値を有する。
関連情報
(情報の有無)
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
団体情報
なし
添付ファイル
なし
解説文
荻江節は三味線音楽の歌いものの一つで、十八世紀後半に、もと市村座の長唄唄方として立唄をつとめた初世荻江露友【ろゆう】が、劇場引退後に長唄をお座敷唄風に歌い始めて独特のものとし、その後に引き継がれ、幕末になって地唄の曲を取り入れ、また新曲を加えて、さらに独自性を高め今日に至っている。 荻江節は長唄をもとに生まれたが、長唄が劇場の伴奏音楽として派手で、その三味線は舞踊を助けるために器楽的に活躍し、また長唄の本格的な演奏は笛や鼓、太鼓の囃子を伴うのに対し、荻江節は控え目で、三味線も複雑な技巧を避けて唄の伴奏役という地位を守り、荻江節では囃子を用いないのが原則というように、荻江節はお座敷唄として工夫され洗練されたところが特色である。なお大正以降、一中節、河東節、宮薗節と合わせて古曲と呼ばれ、ともに、その保存・伝承がはかられてきた。 荻江節は、わが国の芸能史上重要な地位を占めるとともに、日本音楽の中で芸術上高度な価値を有する。
関連情報
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
竹村すず(初世 荻江寿友)
関連情報
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
保持者(関係技芸者)の氏名
:
竹村すず
保持者(関係技芸者)の氏名 ふりがな
:
たけむらすず
保持者(関係技芸者)の芸名・雅号等
:
初世 荻江寿友
保持者(関係技芸者)の芸名・雅号等 ふりがな
:
しょせい おぎえじゅゆう
認定・指定年月日
:
1955.06.19(昭和30.06.19)
認定区分
:
認定書の交付又は再発行の年月日(選択書の交付年月日)
:
認定書(選択書)の記号番号
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