国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
田儀櫻井家たたら製鉄遺跡
ふりがな
:
たぎさくらいけたたらせいてついせき
鍛冶場及び山内作業者集落
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
近世
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
4
特別区分
:
特別以外
指定年月日
:
2006.01.26(平成18.01.26)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
2009.02.12(平成21.02.12)
指定基準
:
六.交通・通信施設、治山・治水施設、生産施設その他経済・生産活動に関する遺跡
所在都道府県
:
島根県
所在地(市区町村)
:
出雲市多伎町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
鍛冶場及び山内作業者集落
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
鍛冶場及び山内作業者集落
越堂たたら跡
写真一覧
鍛冶場及び山内作業者集落
写真一覧
越堂たたら跡
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詳細解説
田儀櫻井家は島根県中部にある、近世出雲を代表する鉄師である。近世初期から明治23年(1890)まで約250年の間、松江藩の庇護のもとに、海岸から7kmさかのぼった宮本地区の谷間に本拠をおいて隆盛した。近代に入ってまもなく廃絶したことから、それに関連した遺構群はいまも山林のなかに良好な状態で残されている。田儀櫻井家の本宅、その菩提寺である智光院とそれに隣接する歴代当主の墓地、大鍛冶場と製鉄に従事した山内集落、山内の人びとの信仰を集めていた金屋子神社、山内の人びとの墓地など、製鉄に関連した一連の施設が、関連する文書・建造物・石造物とともに一括して保存されている。この周辺には宮本地区の田儀櫻井家に鉄素材を供給した製錬遺跡が数多く分布する。この時期は砂鉄を原料にした、いわゆるたたら製鉄が行われており、宮本地区から8km離れた朝日たたら跡(島根県指定史跡)は製錬炉全体が極めてよく残っている。出土遺物から19世紀前半から中葉頃に操業していたことが確認され、田儀櫻井家がこの地で操業したとの伝承と合致する。これらの遺跡群は我が国の近世のたたら製鉄の一貫した工程を把握することができる重要な遺跡である。