国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
甲原松尾山のタチバナ群落
ふりがな
:
かんばらまつおやまのたちばなぐんらく
タチバナ群落の様子(平成13年2月撮影)
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種別1
:
天然記念物
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
36
特別区分
:
特別以外
指定年月日
:
2008.03.28(平成20.03.28)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
(三)代表的高山植物帯、特殊岩石地植物群落,(四)代表的な原野植物群落
所在都道府県
:
高知県
所在地(市区町村)
:
土佐市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
タチバナ群落の様子(平成13年2月撮影)
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
タチバナ群落の様子(平成13年2月撮影)
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タチバナ群落の様子(平成13年2月撮影)
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詳細解説
タチバナは古くから日本人に親しまれ、万葉集では初夏を彩る花として詠まれている。平安京の紫宸殿南庭に植えられた「右近の橘」は著名であり、文化勲章はタチバナの花をモチーフとしてデザインされている。またミカン類の野生種として遺伝資源としても重要である。しかし、野生の生育個体数は少なく、環境省のRDBに挙げられている。 指定予定地は土佐市甲原地区の松尾山東面の小さな尾根上に位置する。ここは石灰岩が露出した急傾斜の岩角地で、ここに約200本のタチバナが生育し、日本最大規模の群落を形成している。このような石灰岩の露岩地帯であるため、生産活動には利用されず、タケや常緑樹などの高木の侵入も少なく、タチバナが生き残ることができた。タチバナは好石灰岩植物ではないが、陽樹で常緑高木等に覆われる衰退するため、このような特殊な立地で生き延びてきたものと考えられた。タチバナの学名は明治中期に牧野富太郎が発表したが、牧野が報告した最初の産地の一つがこの指定地と考えられている。 このように、古くから親しまれたタチバナの最大規模の群落として学術的価値が高く重要である。