国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
大丸山古墳
ふりがな
:
おおまるやまこふん
大丸山古墳 空中写真
写真一覧▶
地図表示▶
詳細解説表示▶
種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
古墳前期
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
154
特別区分
:
特別以外
指定年月日
:
2013.10.31(平成25.10.31)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
一.貝塚、集落跡、古墳その他この類の遺跡
所在都道府県
:
山梨県
所在地(市区町村)
:
山梨県甲府市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
大丸山古墳 空中写真
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
大丸山古墳 空中写真
大丸山古墳 遠景
写真一覧
大丸山古墳 空中写真
写真一覧
大丸山古墳 遠景
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
詳細解説
大丸山古墳は、甲府盆地の東南沿いを流れる笛吹川の中流域、その左岸に位置する丘陵の尾根を利用して作られた古墳時代前期に属する前方後円墳である。 この古墳は昭和4年に地元住民などにより発掘され、特異な埋葬施設から多くの出土遺物が確認された。その後、中道町(現・甲府市)によって昭和44年に測量調査が、昭和46年に埋葬施設の発掘調査が行われた。 古墳の規模は墳長約105m、後円部径約48m、前方部幅約37mであり、墳丘が良好に遺存している。埋葬施設は後円部の西南に位置し、構造が特異な竪穴式石室である。南北6.5m、東西7.6mほどの墓坑の中央に、花崗岩製の長さ約2.8m、幅1.4mの組合式石棺を設置し、その上に東西約2.7m、南北約0.8m、高さ約0.4mほどの竪穴式石室を構築している。 石棺内からは2体の人骨と青銅鏡3面、玉類などが発見され、石棺の上部からは鉄製の刀剣や鏃、短甲のほか、手斧などの鉄製工具類が多数出土している。 このように、大丸山古墳は墳丘が良好に残存していることに加え、特異な構造の埋葬施設の存在や多数の副葬品の内容から、当該地域の古墳文化の成立を考える上で貴重な事例であることから、史跡として指定し保護を図るものである。