国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
徳佐(サクラ)
ふりがな
:
とくさ(さくら)
徳佐(サクラ)
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種別1
:
名勝
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
25
特別区分
:
指定年月日
:
2022.03.15(令和4.03.15)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
所在都道府県
:
山口県
所在地(市区町村)
:
山口県山口市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
徳佐(サクラ)
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
徳佐(サクラ)
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徳佐(サクラ)
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詳細解説
山口市(やまぐちし)北東部(ほくとうぶ)の阿(あ)東徳(とうとく)佐(さ)地区(ちく)に所在する徳(とく)佐(さ)八幡宮(はちまんぐう)の参道の両側には、枝垂(しだ)れ桜を中心とする桜並木がある。徳佐八幡宮が現在の地に遷(うつ)されたのは17世紀後半で、桜並木は文政(ぶんせい)8年(1825)に当時庄屋(しょうや)であった椿(つばき)正(まさ)直(なお)が主導し、エドヒガンとシダレザクラの苗木(なえぎ)を大坂から取り寄せて植えたのがはじまりと伝わる。大正期には名所として広く知られ、地元で保護組織が結成された。戦時中に一部が荒廃(こうはい)し、戦後間もない頃には枯損(こそん)木(ぼく)の跡にソメイヨシノが植えられたりしたものの、その後エドヒガンやシダレザクラ系統個体の補植、並木の個体に由来する苗の育成など、地域の人々の長年の努力により往時のシダレザクラを中心とする風致景観への復旧が図られてきた。 徳佐八幡宮の参道は延長約370m、幅約6mで、現在その両側に52本ずつ、合計104本の桜が植わっており、そのうちの77本が枝垂れ桜の系統である。枝垂れ桜を中心とする並木は珍しく、毎年春の開花時には多くの人々が訪れる。花のほかにも、新緑(しんりょく)、夏の緑陰(りょくいん)、秋の葉の色づき、雪の中で来るべき春を待つ冬の姿がまとまりある一つの風致(ふうち)景観(けいかん)を形成する。その観賞上の価値は高く、名勝に指定して保護を図るものである。