国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
礼文島桃岩一帯の高山植物群落
ふりがな
:
れぶんとうももいわいったいのこうざんしょくぶつぐんらく
礼文島桃岩一帯の高山植物群落
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種別1
:
天然記念物
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
26
特別区分
:
指定年月日
:
2022.03.15(令和4.03.15)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
所在都道府県
:
北海道
所在地(市区町村)
:
北海道礼文郡礼文町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
礼文島桃岩一帯の高山植物群落
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
礼文島桃岩一帯の高山植物群落
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礼文島桃岩一帯の高山植物群落
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詳細解説
礼文島の西海岸域は急峻(きゅうしゅん)な海食(かいしょく)崖(がい)が連なる風衝地(ふうしょうち)であり、海岸沿いの低標高地に高山植物群落が発達する。礼文島には気温条件上では高山帯に該当する地域は存在しないものの、西海岸域の高山植物群落は、冬季の風衝や凍結(とうけつ)破砕(はさい)作用(さよう)による物理的に不安定な表土といった特殊な立地によって成立している。礼文島の高山植物群落は、北海道の主要な山岳が周(しゅう)北極(ほっきょく)要素(ようそ)や東北アジア要素などの北方系の分布型を示す高山植物種を主体とすることに対して、本州の高山植物群落と同様に南方系の東アジア要素群が多い特徴がある。また、狭小な特殊立地にもかかわらず高山植物の種(しゅ)多様性(たようせい)が高く、隔離(かくり)分布(ぶんぷ)種(しゅ)が豊富であり、固有(こゆう)種(しゅ)や固有(こゆう)変種(へんしゅ)が多い特徴がある。これらは、地史的背景のもと風衝や物理的不安定性が高い表土といった特殊な立地において最終(さいしゅう)氷期(ひょうき)以前の古い時期に渡来した植物群が遺存(いぞん)しているものと考えられており、第四紀の気候変動に伴う高山植物の移動と現在の分布を理解する上で植物地(しょくぶつち)理学的(りがくてき)に貴重である。このことから、天然記念物に指定し、保護を図るものである。