国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
アケボノゾウ化石多賀標本
ふりがな
:
あけぼのぞうかせきたがひょうほん
アケボノゾウ化石多賀標本
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種別1
:
天然記念物
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
26
特別区分
:
指定年月日
:
2022.03.15(令和4.03.15)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
所在都道府県
:
滋賀県
所在地(市区町村)
:
滋賀県犬上郡多賀町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
アケボノゾウ化石多賀標本
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
アケボノゾウ化石多賀標本
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アケボノゾウ化石多賀標本
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詳細解説
アケボノゾウ(学名:Stegodon aurorae)は、約250万~100万年前の日本列島に生息していたステゴドン科ステゴドン属のゾウ類である。アケボノゾウの祖先は、約530万年前に陸橋(りくきょう)を通じて日本列島に渡来したと考えられており、アケボノゾウは、自然環境に適応して独自の進化を遂げ小型化した日本(にほん)固有(こゆう)種(しゅ)である。 アケボノゾウ化石多賀標本は、工業団地の造成工事中に約180万年前の地層(古琵琶(こびわ)湖層群(こそうぐん))から発見された。全身の骨の約7割に相当する134点が産出し、部位が特定されていないもの51点を含めると185点に上る。体(たい)肢(し)骨(こつ)の多さは国内で発見されたゾウ化石の中では群を抜いて多い。特に右前(ぜん)肢(し)末(まっ)脚(きゃく)は指(し)骨(こつ)や種子(しゅし)骨(こつ)まで関節した状態で産出し、世界的にも稀な例であり、国内で唯一である。 アケボノゾウ化石多賀標本は、今後の調査研究により、小型化に関連した運動機能の特性や行動(こうどう)生態(せいたい)などの適応進化に関する、より精度の高い知見が得られることが期待される。さらに、島嶼(とうしょ)である日本列島の古環境(こかんきょう)の変化に適応したアケボノゾウ独自の進化史を解明できる可能性があり、研究をする上で不可欠な標本として学術価値が極めて高い。