国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要文化的景観
主情報
名称
:
新上五島町北魚目の文化的景観
ふりがな
:
しんかみごとうちょうきたうおのめのぶんかてきけいかん
イモを蒸すジロとイモ乾燥棚(ヤグラ).
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種別1
:
重要文化的景観
種別2
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
選定番号
:
選定年月日
:
2012.01.24(平成24.01.24)
追加年月日
:
選定基準
:
(二)茅野・牧野などの採草・放牧に関する景観地
所在都道府県
:
長崎県
所在地(市区町村)
:
イモを蒸すジロとイモ乾燥棚(ヤグラ).
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
イモを蒸すジロとイモ乾燥棚(ヤグラ).
農業集落の石積みと防風林
船大工の技術を活かした木造住宅
漁港付近に集住する漁業集落(立串集落)
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イモを蒸すジロとイモ乾燥棚(ヤグラ).
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農業集落の石積みと防風林
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船大工の技術を活かした木造住宅
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漁港付近に集住する漁業集落(立串集落)
詳細解説
五島列島最北部に位置する中通島(なかどおりじま)では,沿岸部の浸食地形に立地し漁業を主な生業とする集住(しゅうじゅう)形態の集落と,地滑り地形による比較的緩やかな斜面地に立地し主に農業を営む散村(さんそん)形態の集落といった対照的な集落形態が形成されている。 越前や紀州から移住してきたとされる漁民は,加徳(かとく)と呼ばれる世襲制の漁業権を有し特権的に漁を行ってきた。現在は津和崎(つわざき)・小瀬良(こぜら)・立串(たてくし)の3集落において,定置網による沿岸漁業を中心に多様な魚種を捕獲している。 一方,農業集落は,江戸時代後期に農地開拓・食糧増産のため主に大村藩より農民が移住したことに起源を持つ。開拓を効率的に行うため,イエワカレと呼ばれる独特の相続慣行により,居住地や農地を広げてきた。現在も主に甘藷(かんしょ)が栽培されており,収穫された甘藷は薄く輪切りにしたカンコロに加工される。カンコロの乾燥には木や雄竹(おだけ)で作られたヤグラが用いられ,ヤグラに隣接してカンコロを茹(ゆ)でるジロが設置される。自家消費用の甘藷はそのまま家屋の地下に設けられたイモガマに保存するなど,甘藷の栽培から加工・保存まで一連の生産に関わる施設が各戸単位で形成されている。 このように新上五島町北魚目の文化的景観は,厳しい地形条件に適応し,農村及び漁村という対照的な形態をなす集落による価値の高い文化的景観である。