国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
構成資産
構成資産
件名名称
:
吉田胎内樹型
件名ふりがな
:
よしだたいないじゅけい
吉田胎内樹型
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所在都道府県
:
山梨県
所在地
:
吉田胎内樹型
解説文:
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関連情報
(情報の有無)
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なし
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吉田胎内樹型
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吉田胎内樹型
詳細解説
溶岩が流れ下る際に樹木を取り込んで固化し、燃えつきた樹幹の跡が空洞として遺存した洞穴を溶岩樹型と言う。そのうち、内部の形態が人間の内臓を刳り抜いた胎内に似たものが「御胎内」と呼ばれて信仰の対象となり、「胎内巡り」と称して洞内を巡る信仰行為が行われるようになった。吉田胎内樹型及び船津胎内樹型は、その代表的な事例である。 両者は吉田口登山道に近接して存在したことから、多くの富士講信者によって重視され、一連の霊地として位置付けられた。胎内巡りを行う富士講信者は、登拝の前日に「御胎内」を訪れ、洞内を巡って身を清めた。その後、御師住宅に戻って、翌日の登拝に備えた。 富士山の北麓に位置する吉田胎内樹型は、1892年に富士講信者によって発見され、巡礼の場となった溶岩樹型である。洞穴内には、浅間大神の化身であり、富士山の祭神である木花開耶姫が祀られている。 また、吉田胎内樹型を含む溶岩樹型は、生命の起源となる母胎の臓器にも似ていることから、やがて安産祈願の対象ともなり、火山が生んだ造形における信仰行為の実践を通じて、人々の間に自然との共生を重視する伝統を育んだ。