国宝・重要文化財(建造物)
 各棟情報
名称 岩屋熊野座神社
ふりがな いわやくまのざじんじゃ
棟名 右殿
棟名ふりがな うでん
岩屋熊野座神社本殿(右殿)
写真一覧▶ 地図表示▶ 解説表示▶
員数 1棟
種別 近世以前/神社
時代 江戸中期
年代 享保12頃
西暦 1727頃
構造及び形式等 一間社流見世棚造、板葺
創建及び沿革
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
指定番号 02420
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2002.12.26(平成14.12.26)
国宝指定年月日
追加年月日
重文指定基準1 (五)流派的又は地方的特色において顕著なもの
重文指定基準2
所在都道府県 熊本県
所在地 熊本県人吉市東間上町
保管施設の名称
所有者名 岩屋熊野座神社
所有者種別
管理団体・管理責任者名
岩屋熊野座神社本殿(右殿)
写真一覧
地図表示
解説文:
岩屋熊野座神社は,人吉城の南方に位置している。鎌倉時代以前に草創されたと考えられる。社地の西端に鳥居を構え,長い参道が続き,境内は前面に広場を取って拝殿と覆屋が建っている。
 本殿三棟は,いずれも一間社流見世棚造の小型の社殿で,覆屋内部に並んでいる。中央殿と左殿は,構造手法や様式から見て天正年間の建立と推定される。右殿は,拝殿や覆屋などとともに,享保12年(1727)の建立と考えられる。鳥居は石造の両部鳥居で,元禄14年(1701)の建立である。
 岩屋熊野座神社は,三棟の本殿を覆屋内におさめた独特の構成になり,これを中心に社殿がまとまって残り,高い価値がある。
 とくに本殿の細部は地方的特色を強くあらわし,九州地方における中世に遡る神社本殿の意匠,技法を知る上で,貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  添付ファイル なし