国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造獅子頭
ふりがな
:
もくぞうししがしら
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員数
:
1面
種別
:
彫刻
国
:
時代
:
鎌倉
年代
:
元亨2年
西暦
:
1322
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
上顎内面に元亨二年八月、景久施入の朱書銘がある
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
3539
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2007.06.08(平成19.06.08)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
石川県
所在地
:
石川県小松市丸の内公園町19
保管施設の名称
:
小松市立博物館
所有者名
:
津波倉神社
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
檜材製、朱漆および黒漆塗(現状)。上顎内面に元亨二年、土豪とみられる景久(伝不詳)が施入した旨を記す朱書銘がある。獅子頭の在銘品の中で六番目に古い作例である。鼻が短く前後が詰まり丈高な概形、力強い彫り口に鎌倉時代の特色をよく示している。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
檜材製、朱漆および黒漆塗(現状)。上顎内面に元亨二年、土豪とみられる景久(伝不詳)が施入した旨を記す朱書銘がある。獅子頭の在銘品の中で六番目に古い作例である。鼻が短く前後が詰まり丈高な概形、力強い彫り口に鎌倉時代の特色をよく示している。
詳細解説▶
詳細解説
大型の獅子頭の遺品である。頭頂部をやや盛り上げ、両耳を伏せる形にあらわし、眉根を寄せ、眉を正面から側面にかけてうねらせる。眼は大きく見開き、瞋目、鼻孔を大きく開き(貫通)、唇をめくり上げて歯牙を剥き出す。口は開閉可能で、口中に舌をあらわす。口上方に巻き上がる髭を彫出する。 大振りな目鼻口に本面の特色があるが、さらには鼻を短くし、眉が鎬立ち後方で太さを増して両上唇端を大きくめくり上げるなど、類品にまさる瞋怒表現の力強さを示している。前後が詰まり丈高な概形となり、筋肉の隆起も的確で後世の獅子頭のように単調にはならず、粗いながらも力強い躍動感ある造形表現に鎌倉彫刻の特色がよくあらわれている。 檜とみられる針葉樹材を用い、頭部が大略上下二材(上段分は眼の下端まで、下段分は上歯牙を含む)、下顎部が一材よりなり、頭頂部に薄材、両側面下部に各一材を矧ぐ簡明な構造になる。 頭部内上顎面に「粟津上保八幡宮□【(右か)】衛尉景久施入/元亨二年八月□」の朱書銘があり、本面が、元亨二年(一三二二)に景久【かげひさ】によって八幡宮に施入されたことがわかる。この造像銘に加えて修理時の年紀が追記される。現状は判読しづらいが、『加賀志徴』五の紫野美啓による本面銘文の採録によれば「于時文禄三年甲午八月吉日 修覆之」と読めたという(文禄三年は一五九四年)。景久は、藤原利仁の流れを汲むとされる加賀の土豪、林氏の一流である板津氏に属する者である可能性が考えられている。粟津上保は、津波倉町を含む周辺地域に比定される中世の保で、この銘文は当地域の歴史を伝える貴重な史料でもある。 表面の塗りは後補であるものの、両耳、舌も当初のものが残るなど保存状態は良好といえる。鎌倉時代に遡る数少ない獅子頭の基準作例として貴重である。