国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
銅造観音菩薩立像
ふりがな
:
どうぞうかんのんぼさつりゅうぞう
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員数
:
1躯
種別
:
彫刻
国
:
時代
:
飛鳥
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
3557
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2009.07.10(平成21.07.10)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
岩手県
所在地
:
岩手県盛岡市上田字松屋敷34 岩手県立博物館
保管施設の名称
:
岩手県立博物館
所有者名
:
源勝寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
銅造鍍金。着衣形式や装身具の意匠など、法隆寺金堂壁画の菩薩像と共通する。中国の初唐から盛唐にかけての仏像様式が、わが国で受容、吸収されていく様相を示す作例として貴重である。東北地方に所在する古代金銅仏の代表的作例の一つでもある。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
銅造鍍金。着衣形式や装身具の意匠など、法隆寺金堂壁画の菩薩像と共通する。中国の初唐から盛唐にかけての仏像様式が、わが国で受容、吸収されていく様相を示す作例として貴重である。東北地方に所在する古代金銅仏の代表的作例の一つでもある。
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詳細解説
頭上に坐化仏を戴く観音像で、純銅に近い銅で像容を一鋳し、中型はとらない。表面に厚い鍍金【ときん】を施す。原型は蝋型かとみられる。各所に大きな鬆穴が認められ、また右手第一指を別製としていたとみられる(亡失)。また両前膊に丸枘状の突起、両肩正面に浅い窪みがあり、これらは別製の天衣【てんね】を取り付けていた痕跡とみられる。右手第一指の付け根に方形の窪みが残る。髪を除く像表面に鍍金を施す。頭飾の上部および両足首以下を欠失する。 条帛をつけ、上半身とは別に下半身にも天衣をまとい両腰脇から垂下させること、胸飾の形式、腰帯の正面中央にバックル状に大振りの飾りをあしらうことなど、その著衣【ちゃくえ】法や装身具の意匠は、法隆寺金堂壁画(重要文化財)に描かれた菩薩像と共通する。三面頭飾の中央の頭飾に大振りに仏化を表す点も同壁画第六号壁(阿弥陀浄土図)の観音菩薩像のものと類似する。また、側面に花形をあしらう臂釧の形式は、法隆寺・銅造観音菩薩立像(夢違観音。国宝)のものに通じる。 本像には、総じて中国の初唐様式の影響を受けた七世紀末から八世紀初めにかけての作例と形式面での共通性が見られるが、童子風のやや素朴な顔立ちは、七世紀後半の作例に通じる要素ともいえる。つまり、本像は初唐様式の影響を受けつつ、完全にそれに染まりきっていない古様な側面も併存しており、わが国で初唐様式が受容、吸収されていく一つの様相を示す作例として注目される。また、法隆寺金堂壁画に描かれた菩薩像と著衣形式や装身具の面で共通する彫像作品は意外に少ないが、本像はその稀有な例として貴重である。著衣や装身具に施された細かい毛彫りや連点文など鑿を駆使した入念な刻技と併せて、古代金剛仏の特色ある優品として評価される。