国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
長野県日向林B遺跡出土品
ふりがな
:
ながのけんひなたばやしBいせきしゅつどひん
地図表示▶
解説表示▶
員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
旧石器
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
601
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2011.06.27(平成23.06.27)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
長野県
所在地
:
長野県千曲市大字屋代260-6
保管施設の名称
:
長野県立歴史館
所有者名
:
長野県
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
本件は、日向林B遺跡から出土した後期旧石器時代の出土品一括である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
本件は、日向林B遺跡から出土した後期旧石器時代の出土品一括である。
詳細解説▶
詳細解説
本件は、日向林B遺跡から出土した後期旧石器時代の出土品一括である。 日向林B遺跡は、長野県上水内郡信濃町に所在し、当時湖沼であった沖積地に東面する段丘上に立地する。周辺の丘陵地には旧石器時代の野尻湖遺跡群が展開し、日向林B遺跡はその東南端、野尻湖の南岸から約一キロメートルに位置している。 平成五・七年に発掘調査がおこなわれ、十五箇所の石器ブロックが長径三十メートル、短径二十五メートルの環状に並び、さらにその内側は五箇所の密度の高いブロックの存在が明らかにされた。この外側にも密度の薄いブロック十箇所が存在し、遺物の様相、出土層位や石核・剥片等の接合関係から、全体が比較的短期間のうちに形成された環状ブロック群として把握された。出土層位の検討から、姶良(あいら)Tn火山灰(AT)降下以前に形成されたことが明らかである。 本件は、これらの調査で出土した、後期旧石器時代前半期の石器・石製品二百二点、石核(せきかく)・接合資料十七点、合計二百十九点で構成される。とりわけ、六十点もの斧形石器は一つの環状ブロック群からの出土数としては現在のところ全国最多である。これらは大きさや刃部の研磨の程度も多様で、石材はその殆どが長野県北部あるいは北陸方面に産出する透閃(とうせん)石岩(せきがん)であり、完成品として遺跡に持ち込まれている。これに対して、台形石器は長野県和田鷹山(たかやま)産の黒曜石を素材とした大形品が多く、一部には接合資料と組み合うものもあり、遺跡内での製作痕跡が認められる。これに貝殻状刃器・削器・掻器・彫器・揉(もみ)錐器(きりき)などの剥片石器や、敲(たたき)石(いし)・磨石など礫石器の加工用具も加わる。 以上本件は、後期旧石器時代前半期の遺跡出土品として、貴重な一括資料であるとともに、当時の集団構成やその形態、また狩猟活動と生業の実態を復元するうえできわめて重要な内容を持っている。