国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 : 三彩兕觥形香炉</奥田頴川>
ふりがな : さんさいじこうがたこうろ</おくだえいせん>
地図表示▶ 解説表示▶
員数 : 1合
種別 : 工芸品
国 : 日本
時代 : 江戸
年代 : 17~19世紀
西暦 :
作者 : 奥田頴川
寸法・重量 : 通蓋高28.0  身高21.3  身径26.0×16.3 底径14.2×12.6  蓋高9.1  蓋径26.8×15.8
品質・形状 :  中国古代青銅器の酒器である兕觥を象った香炉であり、身と蓋からなる。白色の陶胎で、底部と胴部はそれぞれ轆轤水挽き成形したうえで接合し、口部を足したのち型を用いて大まかに成形し、篦で削って整形している。口縁を波打たせ、一方をゆる緩やかに尖らせて注口とし、反対側に蕨手形の把手を付ける。胴部の内底に粘土板を貼り、上げ底となっている。口縁内側に一条の沈線を廻らせている。四方に縦に突帯を付け、さらに横に二段の山形の突帯を廻らせて、両側面をそれぞれ二列六区に区切り、突帯、口縁および胴裾に雷文を線彫りで表す。中段は相対する三爪龍と鳳凰とを飛雲とともに線彫りで表す。上段および下段には相対する動物を線彫りで表す。緑色の釉薬を地に、龍、鳳凰、動物と把手の一部に紫色の釉、龍の身の一部と飛雲、区画線に黄色の釉薬を掛け分けて彩る。釉は線彫りで区画されている。畳付のみ露胎で、底裏にも緑釉を施している。蓋は刻み目を入れた突帯を前後に渡し、前部の左右に頭部が笠形の一対の角、後部の左右に如意頭文を貼り付けている。目にあたる部分、および左右それぞれの飛雲、雷文に孔を穿ち、煙出しとしている。縁に雷文を線彫りで廻らしている。蓋表の両側に線彫りで三爪龍を表し、緑色の釉を地に、龍と如意頭文の内部に紫色の釉、龍の身の一部と如意頭文の縁に黄色の釉薬を掛け分けて彩る。合わせの部分を含め蓋裏にも緑釉を掛けており、香炉としての使用に由来する脂が付着している。
 身と蓋の数箇所に補修がある。
ト書 :
画賛・奥書・銘文等 :
伝来・その他参考となるべき事項 : 建仁寺
指定番号(登録番号) : 2689
枝番 :
国宝・重文区分 : 重要文化財
重文指定年月日 : 2017.09.15(平成29.09.15)
国宝指定年月日 :
追加年月日 :
所在都道府県 : 京都府
所在地 : 京都国立博物館 京都府東山区茶屋町527
保管施設の名称 : 京都国立博物館
所有者名 : 宗教法人法人 建仁寺
管理団体・管理責任者名 :

地図表示
解説文:
中国古代青銅器の酒器である..の
器形を、明時代末に中国南部の福建地 方で行われていた三彩釉で彩っている。 奥田頴川は、文人としての教養に基づき、 当時盛んであった中国趣味を背景に創意
豊かな作陶を行い、江戸時代後期の京焼 に新風を吹き込んだ。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし