国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
東寺霊宝蔵文書(二百三十六通)
ふりがな
:
とうじれいほうぞうもんじょ
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員数
:
8巻、27冊、200通、1鋪
種別
:
古文書
国
:
日本
時代
:
南北朝~安土桃山
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00721
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2018.10.31(平成30.10.31)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市南区九条町1
保管施設の名称
:
宗教法人教王護国寺
所有者名
:
宗教法人教王護国寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
東寺霊宝藏文書は東寺霊宝藏に納められていた東寺伝来の文書のまとまりである。これらは本来、国宝・東寺百合文書や重文・教王護国寺文書と一具であった。よって内容的にもこれらと同様に、寺内組織運営に関する引付や寺領関連の訴訟文書が多い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
東寺霊宝藏文書は東寺霊宝藏に納められていた東寺伝来の文書のまとまりである。これらは本来、国宝・東寺百合文書や重文・教王護国寺文書と一具であった。よって内容的にもこれらと同様に、寺内組織運営に関する引付や寺領関連の訴訟文書が多い。
詳細解説▶
詳細解説
東寺霊宝蔵文書は、東寺の西院霊宝蔵に納められていた東寺伝来の文書のまとまりである。 東寺の中世までの寺家文書は、御影堂に伝えられた文書や寺内組織ごとに各年預により手文箱で伝えられた文書などがあり、現在の東寺文書や東寺百合文書および教王護国寺文書などとなる。近世になり御影堂の収納能力を越えたため、同じ西院に霊宝蔵と一切経蔵が建てられ、霊宝蔵には御影堂に納められていた文書類をはじめ大師信仰にかかわる重宝類が移される。 霊宝蔵に納められた中世文書は、本来はこれら東寺百合文書や教王護国寺文書と一具であったことがうかがわれる。その内容は学衆方のものが多く、引付類の補完も可能である。ある程度まとまった文書としては、植松方や掃除方の引付、拜師庄年貢算用状、若衆論義方の年貢算用状はじめ講会の結番状や得分物の支配状、稲荷祭礼の文書、東寺散在寺領に関する相論文書などがあり、ほか多様な文書が含まれる。 このように、東寺霊宝蔵文書は中世東寺における寺内組織・運営に関する引付、荘園の年貢算用状や支配状、散在所領などに関する相論文書が多く残されており、これらは東寺百合文書や東寺文書などとあわせて、日本中世の社会・経済を研究する上で貴重な史料といえる。