国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 宋版史記(黄善夫刊本)
ふりがな そうはんしき
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員数 90冊
種別 書跡・典籍
中国
時代 南宋
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00257
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日
国宝指定年月日 1966.06.11(昭和41.06.11)
追加年月日
所在都道府県 千葉県
所在地 国立歴史民俗博物館 千葉県佐倉市城内町117
保管施設の名称 国立歴史民俗博物館
所有者名 大学共同利用機関法人人間文化研究機構
管理団体・管理責任者名

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解説文:
 漢の司馬遷が撰した「史記」の宋版本で、集解(宋・裴〓【はいいん】)、索隠(宋・裴〓)、索隠(唐・司馬貞)、正義(唐張守節)の、三種の注釈を合わせた合刻本として現存最古の完存本であり。「史記」研究上世界的に貴重な資料である。第二冊の「集解序」の末尾に、「建安黄善夫刊・于家塾之敬室」の木記があって、今回重要文化財に指定された、同氏所蔵の「前後漢書【かんじよ】」と同版型であることが判明し、南宋慶元年間(一二世紀末)の印行本と考定されている。その印刷も鮮明で、刻字も誠に端正である。
 なお、本書には五山僧らによる細かな注記が加えられて史記研究の跡を伝え、その伝来も、南化玄興より直江兼読、米沢興譲館へと受けつがれ、由緒の正しさを示している。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし