国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 紙本墨画叭々鳥図〈雪村筆/〉
ふりがな
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員数 1幅
種別 絵画
日本
時代 室町
年代
西暦
作者 雪村
寸法・重量
品質・形状
ト書 天文二十四年九月四印道人の賛がある
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 01756
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1977.06.11(昭和52.06.11)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地
保管施設の名称
所有者名 国(文化庁)
管理団体・管理責任者名

解説文:
 雪村【せつそん】は室町時代末期、関東・東北地方を中心にして独特の個性的な画風を創造したわが国水墨画の代表的画家の一人であり、遺品もまた少なくない。本図は繊維の荒い紙を用い、簡略な筆致のうちに叭々鳥や茨枝、芦葉などの対象を的確に把握し、気魄のこもった雪村画の特質をよく示している。本図には天文二十四年九月四印道人【しいんどうじん】の賛があるが、賛者四印道人は円覚寺一五一世の景初周随(弘治三年、一五五七没)のことで、本図のほか蕪図にも著賛がみられ、雪村との関係深いことが知られ、本図の雪村鎌倉遍歴を証する資料としてまた多くの雪村の水墨画中制作年代の明らかな唯一の遺例として価値が高い。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし