国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 紙本墨画四睡図
ふりがな
紙本墨画四睡図
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員数 1幅
種別 絵画
中国
時代
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書 平石如砥等三僧の賛がある
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 01830
枝番 0
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1982.06.05(昭和57.06.05)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
保管施設の名称 東京国立博物館
所有者名 独立行政法人国立文化財機構
管理団体・管理責任者名
紙本墨画四睡図
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解説文:
 中国の禅林に行われた水墨人物画の遺例は、概して粗放な筆墨を弄するものや、著しく筆跡を省略したものが多いが、それらに対して本図は、極細の線描を主体とした白描の技法による秀作として注目される一作である。この画法は北宋の李公麟によって復興され、禅林の絵画に次第に影響を深めていったと思われ、わが国に伝来しているものには十六羅漢図が多いが、本図は白描画としてはより本格的であり、しかも岩の形や皴法は元時代の文人画のそれと通じるなど興味深い要素を持っているといえよう。図には平石如砥など三人の僧の賛があり、うち華国子文が至正十一年(一三五一)に示寂していることから、製作年代もほぼ推量することができる点も貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし