国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 片輪車螺鈿蒔絵手箱
ふりがな かたわぐるまらでんまきえてばこ
片輪車螺鈿蒔絵手箱
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員数 1合
種別 工芸品
日本
時代 平安
年代
西暦
作者
寸法・重量 縦22.4 横33.3 高13.0 (㎝)
品質・形状 口縁に錫縁を回らした被蓋造の手箱。甲盛りがあり、塵居を設け、身の長側面中央に車輪形透彫りの銀製紐金物を打つ。総体漆塗りに鑢紛を蒔いた平塵地とし、蓋、身の全面に流水に片輪車の文様を表す。波文は金、車輪は青金粉を用いて研出蒔絵とし、車輪の半数は螺鈿とし、一部には毛彫りを施す。蓋、身の内面は、淡い平塵地に金銀の研出蒔絵で蝶、鳥、松、桜、楓、埋め、橘、柳、菊、竜胆、薄、桔梗、女郎花などの折枝を散らす。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00064
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1931.12.14(昭和6.12.14)
国宝指定年月日 1952.11.22(昭和27.11.22)
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
保管施設の名称 東京国立博物館
所有者名 独立行政法人国立文化財機構
管理団体・管理責任者名
片輪車螺鈿蒔絵手箱
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解説文:
片輪車文は平安時代後期の料紙下絵に少なからず見られるもので、当時よく好まれた文様である。本手箱では、叙景的な文様に装飾性を加え、優美な趣向を如実に示す。現在知られる平安時代の蒔絵螺鈿の遺例は数少なく、意匠・技法共に優れ、資料的にも貴重な作品である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし