国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 太刀〈銘包永/〉
ふりがな たち〈めいかねなが〉
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者 包永
寸法・重量 身長73.0 反り2.7 元幅2.9 先幅1.9 鋒長3.0 茎長19.7 (㎝)
品質・形状 鎬造、庵棟、鎬高く、鎬幅広く、鋒中。鍛板目肌流れ柾交じり、地沸よくつく。刃文は匂い口やや沈み沸つよく、浅い湾、小乱れ、互の目交じり、表裏物打上二重刃となり、所々ほつれ入りのけあり。小足葉入り金筋かかる。帽子は浅く湾れて僅かに返り、表裏とも二重となり掃きかける。茎磨り上げ、先栗尻、原鑢目鷹の羽、目釘孔四、茎先に近く棟寄りに二字銘がある。
ト書
画賛・奥書・銘文等 「包永」
伝来・その他参考となるべき事項 赤星鉄馬旧蔵-岩崎家-静嘉堂
指定番号(登録番号) 00072
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1931.12.24(昭和6.12.24)
国宝指定年月日 1952.11.22(昭和27.11.22)
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
保管施設の名称 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)
所有者名 公益財団法人静嘉堂
管理団体・管理責任者名

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解説文:
大和手掻派の祖、初代包永の作とほぼ推定されるもので、包永作中白眉とされる。同作には生ぶ茎のものはほとんどなく、皆磨り上げとなっている。
本太刀は手掻派の特色が顕著に表され、刃文に一段と強く輝く沸がついた出色の出来である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし